2015.01.08 Thu

シンクライアントの成功は端末がカギを握る

株式会社パスコ 情報システムグループ グループ長 今井 穂高 氏

 空間情報ビジネスで世界をリードする株式会社パスコ。社外でのセキュアな情報活用のためシンクライアントを導入した同社の戦略を情報システムグループの今井氏に伺った。

 

半世紀を超える歴史を持つ空間情報ビジネスのトップランナー

―― 御社の事業概要について教えてください

 弊社の事業を表すキーワードは空間情報です。空間情報を収集し、解析・分析し、それをユーザーの皆さまが利用しやすい形に変換して提供することが、弊社の主たる事業です。もともとは陸軍で測地をしていた者が立ち上げ、戦後復興の中で国内の地図整備を担ってきたというのが弊社の生い立ちとなります。

 事業カテゴリーは、測量業ですが、路上で測量計を覗き込む仕事とは異なり、航空機や観測衛星などを使って写真を撮り地図を描き起こす業務がメインです。作成した空間情報は、主に国や地方公共団体に納められ、都市計画や上下水道や道路の設計維持管理などの業務支援に使われているほか、企業では地域戦略や防災面での活用、移動体管理、ビッグデータの可視化や解析に使われています。また海外においても国土発展に欠かせない基盤地図製作など、空間情報の収集からサービス提供を行っています。今年の6月にも3年をかけて実施したインドネシア国のスマトラ島の空間情報の取得と地図製作を完了しています。

―― 業務における特徴的なITの利用法はありますか

 当社の営業が空間情報データを見せながら商談する機会が多いので、社外で安全にパソコンを利用できる環境を整備することが、情報システムグループの重要な役割のひとつです。

―― 持ち出す端末は、ノートパソコンですか、それともタブレットですか

 セキュリティを強化するため、社外で使う端末は、すべてシンクライアント化したノートパソコンに統一しています。一方、データ容量が大きい空間情報データを大量に扱う社内の生産部隊は、ハイスペックな端末が必要なのでデスクトップを利用しています。

 

シンクライアント化によりセキュリティと利便性を両立

―― シンクライアントは、コストやパフォーマンスなどが導入の壁になりがちですが、御社ではどうでしたか

 やはり導入の壁は高かったと思います。空間情報データは容量が大きいので、お客さまにお見せする場合、ネットワーク経由だと… 続きを読む

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今井 穂高(いまい ほだか)
1966年岐阜県出身。1986年にパスコ入社、GISを活用した都市計画基礎調査等に従事。1999年に情報管理室(情報システムグループの前身)に異動、基幹業務システム(SAP R/3)BASISを経て現職に至る
◎情報収集方法
ネットの情報サイトが中心。セミナー等にも参加
◎コミュニケーション方法
顔を見ないと相手の気持ちがわからないので、メールで済まさず会話をする
◎ストレス解消法
家庭菜園

株式会社パスコについて
■ 事業内容空間情報の収集と加工・処理・解析技術を用い、安心・安全な社会システムの構築に向けたサービスを提供
■ 設立年月1953年10月27日(設立1949年7月15日)
■ 本社所在地東京都目黒区東山1-1-2 東山ビル
■ 資本金87億5,848万円(2014年3月31日現在)
■ 従業員数2,700人(2014年9月30日現在)
■ 業種測量、空間情報サービス
■ ホームページ

http://www.pasco.co.jp

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