2014.12.25 Thu

2020年を目標にメインフレーム撤廃へ

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 企画管理本部 管理部 グループマネージャー 青木 智 氏

 2020年を目標としてメインフレーム撤廃を計画する三菱エンジニアリングプラスチックスのIT戦略について、企画管理本部のグループマネージャー青木智氏に伺った。

 

グローバル化に対応するため海外ビジネスの状況を可視化

―― 御社の事業概要について教えていただけますか

 弊社は、三菱ガス化学と三菱化学両社の出資により1994年3月に設立された会社です。従業員は括りが難しいですが、国内外関係会社を合わせて1,000人強、本体構成メンバーとして300人弱、営業系とR&Dのメンバーそれぞれ5割で構成されています。設立当初は国内中心にビジネスを展開してきましたが、年々海外拠点が増え、システムをその動きに追随させることが近年の課題となっています。製品は、社名が示す通りエンジニアリングプラスチックを扱っていますが、ポリカーボネートという樹脂を中心として、さまざまな製品を網羅していることが特徴といえます。

―― IT部門は、どのような役割を担っているのですか

 基本的に開発や運用は、株主会社の子会社であるシステム会社に委託しており、我々は取次業務や企画にあたる部分を担当しています。

―― 近年のITに関する取り組みを教えてください

 海外拠点が増えてきましたので、グローバルのガバナンス強化に取り組んでいます。そのステップ1として、2年前にBIツールを導入し、海外の状況を可視化する取り組みを進めてきました。しかし、予想以上のスピードで海外の売上比率が上がっており、可視化だけでは効率化できなくなってきました。その課題を解消するため、ステップ2として昨年からある程度粒度を揃えて集計・分析ができるように、各拠点個別に入れていたツールから、統合したツールの導入を進めており、ちょうど一区切りがついたところです。

 

30年間使い続けてきたメインフレームをリプレイス

―― 御社が利用しているITの概要を教えてください

 営業もしくはR&Dの担当者は、客先で収集してきた情報をLotus Notesに蓄積して管理しています。この顧客との面談レポートをベースに環境調査を行い、製品化が可能かどうか検討します。製品化の道筋を確立できたら、試作から量産ステップに移り、そのプロセスに対応した承認処理を行います。量産が確立されたものは、基幹の販売物流システムへ流し、それをサイクル化させて販売見込みや実績を参照するアクションにつなげます。
 この一連の流れの中で、今一番の課題となっているのが基幹システムです。株主会社と共有でIBMのメインフレームを利用しているのですが、すでに30年選手で、サポートや開発を支える技術者も減少しており、弊社としても近い将来、このシステムをリプレイスしていかなければならないと検討を開始したところです。

―― リプレイスの方針は、すでに固まっているのですか

 やるべきことが何となく見えてきた段階ですね。重要なことは、… 続きを読む

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青木 智(あおき さとし)
1966年東京都出身。1990年、三菱化成(現三菱化学)入社。事務部門、物流関係会社等を経て2010年6月より現職。
◎情報収集方法
フォーラムに参加することが多い。
◎コミュニケーション方法
まず人の話を聞き出せるだけ聞き出す。
◎ストレス解消法
発想の転換をはかること。ストレスだと感じている対象と向き合って、何かを変えてみる。

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社について
■ 事業内容エンジニアリングプラスチックス事業
■ 設立年月1994年3月
■ 本社所在地東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
■ 資本金30億円
■ 従業員数275人(2014年3月末)
■ 業種製造業
■ ホームページ

http://www.m-ep.co.jp/

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