2014.09.11 Thu

新鮮・美味・安心な卵を供給するためのIT

JA全農たまご株式会社 管理本部 システム課 課長 影山 智 氏

 鶏卵流通の専門会社として国内の鶏卵マーケットをリードするJA全農たまご。新鮮・美味・安心な卵を流通させるためのIT活用についてシステム課 課長の影山智氏に伺った。

 

全国の鶏卵生産者とマーケットを結ぶ鶏卵業界のリーディングカンパニー

―― 御社の事業概要を教えてください。

 当社は、国産飼料米を活用した“生でおいしい「しんたまご」”を代表商品として約1,500アイテムからなる卵を、全国の外食・小売チェーンに販売している会社です。また、当社は国内生産者を守る立場から、卵の生産・消費量を確保するとともに、輸入飼料に頼らず生産ができるよう国産飼料米を活用した商品を開発・展開することで、食料自給率向上に貢献する取り組みをおこなっています。また、消費者との橋渡しとなるキャラクター「オムレッツくん」のFacebookを通して、たまご料理や豆知識などの情報を発信しており、SNSを活用したお客様とのコミュニケーション強化にも注力しています。

―― 御社の商品は、小売店向けの卵だけですか、液卵など加工用卵も扱っているのですか。

 現在は、外食・小売チェーン向けの殻付き卵が主軸ではありますが、たまごに関するフルライン化を目指し、加工・液卵事業にも注力していく方針です。

4_300―― 御社におけるITの活用法を教えてください。

 経営とIT環境が大きく変化する中、現状の情報システム基盤のままでは、今後の事業変化や経営期待に応えることが難しく、私ども情報システム部門は、日々のビジネスに欠かせないオペレーション領域のシステム維持管理・運用を優先しながらも、会社の成長やイノベーション創出へ向けて新たな価値貢献する部署への変革を進めていかなければならないと感じています。単なるコスト削減を目的としたバックオフィス系の合理化を進めるだけのシステム導入ではなく、会社の収益に直接的に貢献できるシステム投資や、業界に向けた新たなサービスを生み出すためのIT活用を考えており、今まさに取り組みを進めている最中です。

―― 新たなサービスや価値を提供するために、どのようなIT活用法を考えていますか。

 詳しいことはまだ申し上げられませんが、鶏卵流通における川上から川下までをITネットワークで結び、日々のビジネスに必要な情報を可視化し、全体最適化を実現するための取り組みになります。また、国内消費が微減傾向の中、EC市場は前年10%超伸長しており、新たなチャネル構築を目指しEC市場への参入も計画しています。

―― オンラインでの受発注システムなども含まれるのでしょうか。… 続きを読む

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影山 智(かげやま さとし)
1969年東京出身。1994年、前身である全農鶏卵入社、当初からシステム畑を歩み現職に就く。
◎情報収集方法
Webサイト、ベンダーとの情報交換、異業種交流会への参加
◎コミュニケーション方法
とにかく巻き込むこと。ITはすべての部門に関わらないと仕事ができないので、巻き込み力が大切。
◎ストレス解消法
サッカー。地元U12チームおよびトレセンの選手育成に注力。

JA全農たまご株式会社について
■ 事業内容1.鳥卵およびその加工品の販売
2.鳥卵加工食品の製造
3.養鶏用及び鳥卵包装・加工用の機械器具資材、養鶏飼料の開発及び販売
4.医療品・医薬部外品・化粧品・日用雑貨類および清涼飲料水の販売
5.貨物利用運送事業
6.前各号に附帯する一切の業務
■ 設立年月平成17年6月1日
■ 本社所在地東京都新宿区中落合2-7-1
■ 資本金25億円
■ 従業員数278名(平成26年1月31日現在、臨時社員を含む)
■ 業種食料品
■ ホームページ

http://www.jz-tamago.co.jp

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