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2019.03.27

『私鉄3.0』-沿線人気NO.1東急電鉄の戦略的ブランディング

出版社:ワニブックス(ワニブックスPLUS新書) 発行:2018/12 定価:880円(税別)

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著者:東浦 亮典
東京急行電鉄執行役員都市創造本部運営事業部長。1961年東京生まれ。1985年に東急電鉄入社。自由が丘駅駅員、大井町線車掌研修を経て、都市開発部門に配属。その後一時、東急総合研究所出向。復職後、主に新規事業開発などを担当。

目次

    1.東急の成り立ち
    2.多摩田園都市の開発
    3.東急の成長と停滞
    4.東急沿線が人気であり続ける理由
    5.東急沿線で人気の街
    6.私鉄はどう稼ぐか
    7.新しいまちづくりの形
    8.私鉄3.0―東急の今後と私鉄の未来

ダイジェスト

高い沿線人気を誇る東急電鉄の歴史と今後のさらなる発展を語る

 首都圏や京阪神などの都市郊外の多くの住民にとって重要な「足」となる「私鉄」。だが、それだけではない。東急、西武、京王、阪急、近鉄といった私鉄グループは、沿線住民の生活に密着した幅広いサービスを提供している。それらのビジネスモデルはどのような変遷を辿り、今後いかに変化し、私たちの生活を変えていくのだろうか。

 本書では、首都圏の私鉄の中でも高い沿線人気を誇る東急電鉄のブランド戦略を、30年以上にわたり同社に勤務し、「まちづくり」にも関わってきた著者が語る。渋沢栄一による田園都市計画に始まる東急の歴史を紐解きながら、その高いブランドイメージがどのように醸成されたのかを探り、今後の構想と展望を示す。著者によれば、私鉄のビジネスモデルは、阪急電鉄の創始者である小林一三氏が作ったとされる「私鉄1.0」から、東急が現在取り組む「2.0」へ、そしてITを活用した「3.0」へと進化するのだという。

 

広域を「面」と捉え鉄道敷設とまちづくりを一体的に進める

 著者は東急電鉄の沿線が「住みよい街」としてのイメージを獲得し、実際に居住を希望する人が多い理由の一つとして、… 続きを読む… 続きを読む

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