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1,200字で読む注目の本
2019.01.25

『居酒屋チェーン戦国史』

出版社:イースト・プレス 、発行:2018/10、定価:861円(税別)

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著者:中村芳平
外食ジャーナリスト。1947年、群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。流通業界、編集プロダクションに勤務した後、「週刊サンケイ」の契約記者などを経てフリーに。「日刊ゲンダイ」「東洋経済オンライン」などで外食関係の連載を持つ。著書に『キリンビールの大逆襲:麒麟 淡麗〈生〉が市場を変えた!』(日刊工業新聞社)や『笑ってまかせなはれ:グルメ杵屋社長椋本彦之の「人づくり」奮闘記』(日経BP社)などがある。

目次

    1.「居酒屋チェーン」という怪物
    2.居酒屋チェーンの誕生
    3.空前の「居酒屋ブーム」の到来
    4.入れ替わった居酒屋チェーン「御三家」
    5.勃発!激安均一価格戦争
    6.激変する居酒屋業界の現在地

ダイジェスト

居酒屋チェーンの創業と盛衰の物語

 多くのビジネスパーソンが息抜き、あるいはコミュニケーションの場として気軽に立ち寄る「居酒屋」。全国いたるところにある居酒屋チェーンは栄枯盛衰が激しく、短期間で人気チェーンが入れ替わる競争の厳しい業界だ。野心あふれる創業者たちは、どんなアイデアを打ち出しながら戦ってきたのだろうか。

 本書は「養老乃瀧」に始まる居酒屋チェーンの勃興期から、それと並び、かつて“御三家”と称された「つぼ八」「村さ来」がしのぎを削った時代や、「白木屋」や「魚民」を運営するモンテローザ、「和民」や「鳥メロ」を経営するワタミ、「甘太郎」や「三間堂」を手掛けるコロワイドの“新御三家”が台頭する時代までをたどりながら、創業者の創意工夫や各チェーンの盛衰の歴史を説明している。さらに、景気や社会の出来事を如実に反映する業界のトレンドを読み解きながら、飲食業やサービス業をはじめとする様々な業種に応用できるビジネスのヒントを提供している。

 

業界を一変させた「村さ来」開発の飲料とは?

  本書に登場する創業者には、その後の居酒屋業界に大きな影響を与えたイノベーションを起こした人物が少なくない。

「村さ来」を1973年に創業した清宮勝一は、従来の中高年相手の居酒屋を若者が低価格で楽しめる場所に変えたいと考え、… 続きを読む… 続きを読む

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