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出版社:プレジデント社、発行:2018/10、定価:2,500円(税別)

著者:ジョージ・コーリーザー/スーザン・ゴールズワージー/ダンカン・クーム
ジョージ・コーリーザー氏はIMDの教授を務め、リーダーシップ論と組織行動論を担当。心理学者として、人質解放の交渉人としての経験も持ち、そこから得られた教訓を生かして、世界100カ国以上のリーダーやグローバル企業を対象に仕事を行ってきた。
スーザン・ゴールズワージー氏はIMD客員教授で、オリンピック決勝出場経験を持つ元水泳選手。
ダンカン・クーム氏はIMD非常勤教授。

訳者:東方 雅美

目次

    1.安全とリスクのパラドックス
    2.セキュアベース・リーダーの九つの特性
    3.信用構築サイクル
    4.社会的感情としての「悲しみ」
    5.「心の目」で見る練習
    6.「勝利を目指す」マインドセット
    7.自分のセキュアベースを強化する
    8.他者のセキュアベースになる
    9.「安全基地」としての組織
    10.人間の顔をした組織をつくる

ダイジェスト

幼児にとっての母親のような役割を果たすリーダー

 ワンマン型、民主型、サーバント型など、求められるリーダー像は時代とともに変容するものだ。では、今の時代に合った「最高のリーダー」とはどのような存在なのだろうか? スイスの名門ビジネススクール・IMDで使われる教科書では、その答えを「セキュアベース・リーダー」としている。部下が信頼、安心できるセキュアベース(安全基地)となることで、彼らにリスクを取った目標への挑戦を促せるリーダーだ。

 本書では、世界中のリーダー60人へのインタビューおよび1,000人以上の企業幹部への定量調査の結果や様々な学術理論などをもとに、セキュアベース・リーダーシップの存在と特性、有効性を解説。さらにそうしたリーダーとなるために必要なものを明らかにしている。

 そもそもセキュアベースとは心理学の概念に基づく言葉だ。幼児は遊んでいる最中、母親の元に時々戻り、また遊びにいく。母親から守られているという安心感を得て、次の挑戦へ向かう意欲を持つ。

 

セキュアベース・リーダーの特性とは

 幼児にとっての母親のような役割を組織で果たすのが、セキュアベース・リーダーである。こうしたリーダーは部下の能力、意欲を最大限に引き出すため、組織は高業績を維持できる可能性が高まる。

 本書ではセキュアベース・リーダーに必要な特性として… 続きを読む

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