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出版社:ワニ・プラス、発行:2018/09、定価:1,600円(税別)

著者:石田 秀輝/古川 柳蔵
石田 秀輝:東北大学名誉教授、合同会社地球村研究室代表社員、星槎大学特任教授、ものつくり生命文明機構理事、ネイチャー・テック研究会代表、アースウォッチ・ジャパン理事、酔庵塾塾長、星槎大学サテライトカレッジin沖永良部島分校長ほか。
古川 柳蔵:東京都市大学環境学部、同大学院環境情報学研究科教授、東北大学客員教授、未来の暮らし創造塾塾長。専門は環境イノベーション。

目次

    はじめに 新規事業も恋の悩みも、バックキャスト思考なら画期的な解が出る
    序.バックキャスト思考のつもりでフォーキャスト思考をしていませんか?
    1.バックキャスト思考の基礎
    2.バックキャスト思考を実践しよう
    3.心豊かな未来を描き、実現のために今できることを考える
    4.自然をヒントに持続可能な解を得るアプローチ「ネイチャー・テクノロジー」
    終.バックキャスト思考でつくる、地域の未来
    おわりに 厳しい制約のなかで、ワクワクドキドキ心豊かに生きるために

ダイジェスト

制約を排除せずに受け入れることで豊かな発想を生む

 現在を起点に未来を予測する「フォーキャスト」に対し「未来のあるべき姿から逆に現在を見る」のが「バックキャスト」の考え方。フォーキャストで描かれる未来は、現在の延長線上にあるため、もし何かしらの制約が邪魔をしていたとしたら、それを排除するしかない。

 だが、バックキャストで描く「未来のあるべき姿」は現在とつながっている必要はない。突拍子もない未来であってもいいのだ。未来は現在の延長線上にないので、その間に制約があったとしても、必ずしもそれを取り除かなくてもよい。

 本書では、「制約」を排除するのではなく、制約があることを前提に、いかにより良い未来を築くかを考える思考法を「バックキャスト思考」とし、その基本から具体的プロセスまでを詳しく解説。人類共通の課題である「地球環境問題」関連を中心とした具体事例を多数取り上げながら、イノベーティブな発想をももたらす強力な思考ツールの全容を明らかにしている。

 

「電球が切れた」という制約にどのように向き合うか

 本書では、バックキャスト思考を説明するために、「居間の電球が一つ切れた時にどうするか」という問いかけをしている。たいていは「お店で新しい電球を買って交換する」だろう。しかし、もし店が開いていない時間帯だったらどうだろう。その場合… 続きを読む

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