dlicon

出版社:プレジデント社、発行:2018/08、定価:1,500円(税別)

著者:宮本 喜一
ジャーナリスト、翻訳家。1948年奈良市生まれ。71年一橋大学社会学部卒業、74年同経済学部卒業。同年ソニー株式会社に入社し、おもに広報、製品企画、マーケティングなどを経験。94年マイクロソフト株式会社に入社、マーケティングを担当。98年独立して執筆活動をはじめ、現在に至る。著書、翻訳書多数。

目次

    1.“身のほど知らず”のビル計画
    2.ソニーブランドをどう表現するか
    3.新しい革袋に新しい酒
    4.銀座の四季の香り
    5.五反田村から花の銀座の“住人”に
    6.「ソニービル」とは何か
    7.五反田村のソニー、銀座のSONY

ダイジェスト

銀座・ソニービル建設の経緯と関係者の情熱を伝える

 2018年8月、前年に惜しまれつつ50余年の歴史に幕を閉じた東京・銀座のソニービルが「銀座ソニーパーク」へとリニューアルされた。形は変われど、そこにはソニー創業者の一人、盛田昭夫氏らが“日本初のショールームビル”に賭けた情熱やコンセプトが受け継がれている。

 本書は、銀座のランドマークの一つとして、また情報や流行の発信地として親しまれてきたソニービルをめぐるノンフィクション。盛田氏の構想から1966年4月29日の開業に至るまでの経緯、新進の電機メーカーだったソニーが斬新な挑戦に向かった理由、コンセプトや設計をめぐる議論、そして今後の展望などを、高度経済成長期の息吹とともに、余すところなく伝えている。

 ソニービル建設の目的は「マーケットの創造」だった。当時のソニーが打ち出す斬新な新商品の内容や便益を、ショールームで的確に消費者へ伝えることではじめて市場ができあがると、盛田氏らは考えたのだ。

 

「広場」「プロムナード」をコンセプトに設計

 ソニービルは、建物の構造としてもきわめて独特だった。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。