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著者:駒村 純一 、出版社:扶桑社、発行:2018/06、定価:1,500円(税別)

著者:駒村 純一
森下仁丹株式会社代表取締役社長。1950(昭和25)年生まれ。慶應義塾大学工学部応用化学科卒業後、三菱商事株式会社入社。化学品、ファイン・スペシャリティーケミカルを担当する。同社イタリア事業投資先社長を経て、2003(平成15)年森下仁丹株式会社入社(執行役員)。2006(平成18)年から代表取締役社長。

目次

    1.老舗企業はどのように復活したか
    2.会社に新風を吹き込んだ「第四新卒」
    3.中高年が活躍できる組織が「勝てる組織」
    4.森下仁丹の「線路10本思考」とは
    5.常識にとらわれずに会社風土を変える秘訣

ダイジェスト

「オッサン、オバサン」の一括採用に踏み切った森下仁丹

 「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」――これは、2017年度採用に向けて医薬品・健康食品メーカーの森下仁丹が放った求人広告のコピーだ。その意味するところは、40〜50代の「オッサン、オバサン」を新卒と同様に一括採用するというものだ。同社ではこれを、大学を卒業したばかりの「新卒」、卒業してから3年以内の「第二新卒」、大学院博士課程修了後未就労の「第三新卒」に対して「第四新卒」と呼ぶ。

 本書ではこの「第四新卒」中高年社員募集をはじめとする同社の社内改革を紹介。現・代表取締役社長で、自身も52歳の「オッサン」として中途入社した著者が、かつてのヒット商品にあぐらをかき、30億円の赤字を出しながらも危機意識に欠けるという“老舗病”を患っていた森下仁丹を大胆な施策でV字復活させた手法と考え方を詳細に述べている。

 著者が執行役員として森下仁丹に入社したのは2003年。2006年から社長を務める。

 

「営業する」という発想すらなかった社内の意識改革から着手

 著者が52歳にして三菱商事を辞し、まったくの異業種である森下仁丹に中途入社したのは、中小企業の方が自らの裁量で仕事ができると思ったからだという。著者には、商社時代にイタリアの事業投資先会社で社長を務め、その会社を黒字にした経験があった。森下仁丹はそうした実績に目をつけ、危機的状況にあった会社の再建を任せたのだ。

 著者がまず始めたのが… 続きを読む

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