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出版社:東洋経済新報社、発行:2018/08、定価:1,800円(税別)

著者:スコット・ギャロウェイ
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。連続起業家(シリアル・アントレプレナー)としてL2、Red Envelope、Prophetなど9社を起業。ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。2012年には、クレイトン・クリステンセンらとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出されている。
訳者:渡会 圭子

目次

    1.GAFA――世界を創り変えた四騎士
    2.アマゾン――1兆ドルに最も近い巨人
    3.アップル――ジョブズという教祖を崇める宗教
    4.フェイスブック――人類の1/4をつなげた怪物
    5.グーグル――全知全能で無慈悲な神
    6.四騎士は「ペテン師」から成り上がった
    7.脳・心・性器を標的にする四騎士
    8.四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
    9.NEXT GAFA――第五の騎士は誰なのか
    10.GAFA「以後」の世界で生きるための武器
    11.少数の支配者と多数の農奴が生きる世界

ダイジェスト

世界の富を独占する4大企業の現状と未来を論じる

 世界の富をほぼ独占すると言われるGAFA。Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字をとった略語で、いずれも誰もが知るグローバルな巨大IT企業だ。これら4社の製品やサービスは私たちの生活を便利に、豊かに変えるとともに、テクノロジーを用いてさまざまなビジネスをサポートしている。また、それぞれの主要事業では4社以外の競合を寄せつけず、さまざまな領域でお互いに競い合っている。

 本書では、この4企業を4人の騎士(四騎士)になぞらえ、それぞれの闘い方や振る舞いを分析。プライバシーの扱い、米国や各国政府との関係などにおける負の側面も踏まえつつ、それぞれのビジョンや戦略を比較しながら論じている。

 私たちの思考や感情、欲望に巧みに入り込む「四騎士」。本書は、彼らの本質的な狙いと、続く「第5の騎士」はどの企業か、GAFAが創り変えた世界で、とくに若者がどんな武器を手に入れたらいいか、など多面的な議論を展開する。

 

Appleはテクノロジー企業としての存続を目指さない

 本書の第2章から第5章までの各章では、GAFA4社それぞれの戦略や社会への影響などを掘り下げている。その中でとりわけ著者の慧眼が感じられるのがAppleの分析だ。Appleはもはやテクノロジー企業ではないというのだ。

 Appleが志向するのは… 続きを読む

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