『ピーター・ティール』-世界を手にした「反逆の起業家」の野望

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出版社:飛鳥新社、発行:2018/05、定価:1,574円(税別)

著者:トーマス・ラッポルト
1971年ドイツ生まれ。起業家、投資家、ジャーナリスト。世界有数の保険会社アリアンツにてオンライン金融ポータルの立ち上げに携わったのち、複数のインターネット企業の創業者となる。シリコンバレー通として知られ、同地でさまざまなスタートアップに投資している。シリコンバレーの金融およびテクノロジーに関する専門家として、ドイツのニュース専門チャンネルn-tvおよびN24などで活躍中。他の著書に『Silicon Valley Investing』がある。
訳者:赤坂桃子

目次

はじめに なぜ世界は「この男」に注目するのか?
1.はじまりの地、スタンフォード大学
2.「競争する負け犬」になるな
3.常識はずれの起業・経営戦略
4.持論を発信する
5.成功のカギは「逆張り思考」
6.ティールの投資術
7.テクノロジーを権力から解放せよ
8.影のアメリカ大統領?
9.ティールの未来戦略
おわりに テクノロジーがひらく自由な未来へ

ダイジェスト

リバタリアン、逆張り思考……、ティール氏の多面性に迫る

 オンライン決済サービス大手、ペイパルの創業者であり、フェイスブックを取締役として最初期から支え、大きく成長させたシリコンバレーの超大物投資家として、アメリカのテクノロジー・イノベーションに絶大な影響力をもつピーター・ティール氏。

 2016年の米国大統領選でドナルド・トランプ候補を支持、当選後にはテクノロジー・アドバイザーとして政権に発言力を有し、「影の大統領」と呼ぶメディアさえ存在する。最近でも経営する会社をシリコンバレーから移転させる計画が大きな話題になるなど、その挙動は注目の的だ。

 本書は、そんなティール氏の半生をたどり、未来を見通す破壊的戦略思考に迫る評伝。筋金入りのリバタリアン(自由至上主義者)であり、つねに常識の逆を考える「逆張り思考」の持ち主であるティール氏は、アメリカを、そして世界をどのように変えていくのか。取材や文献から“反逆の起業家”を多面的に描き、そのヒントを提供している。

 

逆張り思考の源流にある、ジラールの哲学

 ティール氏は自他共に認める逆張り思考の投資家である。9.11直後に… 続きを読む

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