『サイバー攻撃』-ネット世界の裏側で起きていること

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出版社:講談社、発行:2018/01、定価:1,000円(税別)

著者:中島明日香
1990年生まれ、NTTのセキュアプラットフォーム研究所に所属。入社後は脆弱性発見・対策技術の研究開発に従事。2014年度より日本最大のセキュリティコンテスト(ハッキングコンテスト)を主催する「SECCON」の実行委員就任。日本初となる女性セキュリティ技術者団体「CTF for GIRLS」を発起人として設立・運営、2018年には情報セキュリティ分野における世界最大級の国際会議Black Hat(Asia)のRegional Review Board(地域査読委員)に就任。

目次

1.サイバー攻撃で悪用される「脆弱性」とは何か
2.サイバー攻撃は防げるか
3.プログラムの制御はいかにして乗っ取られるか
4.文字列の整形機能はいかにして攻撃に悪用されるか
5.いかにしてWebサイトに悪意あるコードが埋め込まれるか
6.機密情報はいかにして盗まれるか
7.脆弱性と社会

ダイジェスト

巧妙化するサイバー攻撃を理解するための基本知識

 パソコンやスマートフォンのみならず、さまざまな機器がインターネットでつながるなど、進化するITのおかげで、私たちの生活やビジネスはますます便利に効率的になった。しかしその反面、ネットワーク上で情報を盗み出したり、機器を遠隔操作して物理的損害や信用の毀損、金銭的被害などをもたらす「サイバー攻撃」の手口も巧妙化しており、被害も拡大している。

 本書は、サイバー攻撃の格好の標的になる「システムの脆弱性」とは何か、サイバー攻撃やサイバー犯罪にまつわる基本的な知識や原理、最新の情報などを網羅的に、情報科学の知識をもたない人にも分かりやすく解説している。

 まず押さえるべきキーワードは「脆弱性」だ。すべてのIT機器はそのハードウェアもソフトウェアも人間が設計・開発している。人の手が関わる以上、IT機器はどうしても欠陥をはらんでしまうと著者はいう。脆弱性とは、こうした欠陥のうち、第三者が悪用可能なものを指す。

 

年間約8000件の脆弱性が報告されている… 続きを読む

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