『江戸のCFO』-藩政改革に学ぶ経営再建のマネジメント

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出版社:日本実業出版社、発行:2017/11、定価:1,400円(税別)

著者:大矢野 栄次
久留米大学経済学部教授。1950年、愛媛県生まれ。1974年、中央大学経済学部卒業。1977年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。1982年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。佐賀大学経済学部講師、同大助教授を経て現職。1994年より久留米大学経済学部教授。著書に『安売り卵の経済学』『ケインズとマクロ経済学』『経済学でひも解く日本の歴史(上・下)』(以上、同文舘出版)、『日本経済と国際経済の考え方』(中央経済社)などがある。

目次

序.なぜ、江戸時代の武士社会は「改革」を必要としたのか
1.恩田木工 松代藩真田家
2.上杉鷹山 米沢藩上杉家
3.山田方谷 備中松山藩板倉家
4.村田清風 長州藩毛利家
5.調所広郷 薩摩藩島津家

ダイジェスト

江戸時代に藩の財政改革に取り組んだ5人を取り上げる

 日本は現在1000兆円ともされる巨額の公的債務を抱え、財政健全化に向けた施策を喫緊の課題に挙げる専門家が多い。また、現代の民間企業は、グローバリゼーションを踏まえた財務戦略をいかに経営に取り込んでいくかが、生き残りのカギといえる。

 本書の著者は、こうした現代的な課題について考えるヒントが、江戸時代の「藩政改革」にあると見ている。当時の武士社会では幕藩体制の構造などにより、多くの藩が累積赤字に苦しみ、莫大な借金を抱えざるを得なかった。財政再建が難しいケースが多かったが、中には現代のCFO(最高財務責任者)にあたる藩主の側近や藩主自身が改革に取り組み、見事に再建に成功した例もある。

 本書では、そんな江戸時代の5人の”名CFO”(松代藩の恩田木工、米沢藩の上杉鷹山、備中松山藩の山田方谷、長州藩の村田清風、薩摩藩の調所広郷)を紹介。各々の改革の経緯や成功ポイント、人物像などに迫っている。

 

参勤交代など幕府から藩に課された負担が財政難の原因に… 続きを読む

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