『なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか』-再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止

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出版社:合同フォレスト、発行:2017/08、定価:1,500円(税別)

著者:林原 昭
未然防止研究所代表。1973年、慶應義塾大学工学部計測工学科卒業、同年日産自動車入社。現場改善、生産管理に携わる。その後、大手プラント建設の千代田化工建設に転職。プロジェクトマネジャーとして海外自動車メーカーの工場建設に携わるなかで、プロジェクトの「未然防止」活動を実践。国内外の数々の現場で、コスト削減や品質改善で多くの実績を残す。トラブル・事故ゼロ社会の実現に向け、「未然防止」の普及に取り組んでいる。

目次

1.ミスによるトラブルとは何か
2.ミスを誘発する人間の習性と脳のクセ
3.ミスによるトラブル対応の3ステップ(緊急対応、再発防止、未然防止)
4.チーム全員参加で未然防止対策の実行
5.3ステップ(緊急対応、再発防止、未然防止)の事例研究
6.3つの能力向上で、未然防止活動のレベルアップ
資料編.メールによるトラブルの未然防止

ダイジェスト

「再発防止」よりも未来のリスクを予測する「未然防止」が重要

 どんな業種・職種であっても、小さなものを含めれば、ミス(ヒューマンエラー)から免れるのは難しいだろう。たとえそのミスが大損害や組織の存亡に関わるものでなかったとしても、ミスに起因するトラブルの処理に追われることで、本来の業務に支障をきたすことは十分ありうる。何より、トラブル処理が職場に後ろ向きの空気を作り出すことのデメリットははかりしれない。

 本書は、職場がそうした状況に陥らないために何をすればいいかを指南している。すなわち、主にヒューマンエラーによって生じうるトラブルを防ぐ効果的な方法を具体的に説く。それは、同じミスを繰り返さない(再発防止)だけではなく、過去のトラブルや事故を教訓に起こるかもしれないミスを事前に想定し対策をする(未然防止)手法である。本書で著者はミスを繰り返させる人間の習性や「脳のクセ」から、チームによる未然防止対策のノウハウまで、具体事例を挙げつつ網羅的に述べている。

 

「人間はミスをする」ことを前提にして対策をとるべき… 続きを読む

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