XP、Windows Server 2003の次はVista

Windows Vistaは4月11日以降、業務に使えない!?

2017.03.03 Fri連載バックナンバー

 マイクロソフト社が2006年に販売を開始したPC用OS、Windows Vista(以下、Vista)のメーカーサポートの終了が2017年4月10日に迫っている。このメーカーサポートの終了によって、11日以降、Vistaを搭載したPCを使い続けることで、会社はいくつかの危険にさらされることになる。

 Vista機種を使い続けるデメリットとは何か?そして、現在もVistaを使い続けている場合はどう対処すれば良いのだろうか?

 

なぜVistaのサポートが終了するのか?

 先に挙げたVistaを使い続ける危険を取り上げる前に、そもそもなぜVistaのメーカーサポートがなくなるのかについて説明しよう。

 マイクロソフトの製品サポート体制は、製品が発売されてからの年数によって内容が変わる。まず製品の発売から最低5年間は、脆弱性を解消するセキュリティ更新プログラムに加え、仕様変更や新機能の追加、セキュリティ関連以外の修正プログラムと幅広いサポートを提供してくれる「メインストリームサポート」が提供される。

 メインストリームサポート終了後からは、セキュリティ更新プログラムのみの「延長サポート」にバトンタッチされる。延長サポートが提供される期間は、メインストリームサポート終了から最低5年間とされている。この延長サポート終了をもって、メーカーサポートの終了となる。

 Vistaが発売されたのは、今から約10年前の2006年のこと。メインストリームサポートの5年間、延長サポートの5年間が終わり、今まさに、すべてのメーカーサポートが終了しようとしているのである。

 

よっぽどの環境でないとVistaを業務で使い続けるのは難しい

 メーカーサポートが終了しても、もちろんそのままVistaを使い続けることは可能である。だがそれは、いくつかの危険を伴うことになる。本稿では3点に絞って紹介する。

 1つ目の危険は、OSのセキュリティ・リスクである。Windows OSに限らず、セキュリティ上の「脆弱性」を持たないOSは存在しない。Windows OSでは、新たな脆弱性や攻撃方法が発見されると「Windowsアップデート」機能によって、更新ファイルが提供される。「延長サポート」が終了すると、更新ファイルが提供されなくなるため、OSの脆弱性に対するセキュリティ・リスクが発生するのだ。

 2つ目の危険は、Vistaで使用し続けている… 続きを読む

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なかむら いちろう/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

なかむら いちろう/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

情報学博士・ITコンサルタント・テクニカルライター

ITと法律分野の多彩な知識を生かして「情報学」の博士号を取得し、企業や自治体でのコンサルティングや各方面での執筆をこなす。
著書に『「俺の酒が飲めねーか」は犯罪です』(講談社)、『あなたの知らない「ヘン」な法律』(三笠書房)がある。

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