AIは暮らしをどう変えるのか?

冷蔵庫が賞味期限を知らせる!?AI搭載商品が続々登場

2016.12.24 Sat連載バックナンバー

 生活を取り巻く技術は日々進化していますが、それでも生活の中には、ちょっとした不便がまだまだ残っています。たとえば、洋服選びに迷って身支度に時間がかかったり、冷蔵庫をのぞいたら牛乳を切らしていたことに気づいたり、暖房が効きすぎて暑すぎてしまう、といったようなことです。

 ところが、AIとIoTが連携をすれば、このような不便が解消されるだけでなく、さらに充実したライフスタイルが実現するかもしれないのです。

 AIとIoTによって、私たちの生活の質、すなわちクオリティ・オブ・ライフ(Quality Of Life=QOL)はどう変わっていくのでしょうか。既に導入されているサービス、これから導入が想像されるサービスを元に考えていきます。

 

AIを用いたダイレクトメールで集客効果が

 実はすでに、AIとIoTの連携が実現している分野があります。それが、ファッション業界です。

 たとえば、ユーザーの服に対する好みや趣向を学習し、個人的な要求に合致した商品を提案する、ファッションAIアプリがすでに運用されています。カラフル・ボード株式会社が2014年にリリースした「SENSY(センシー)」というアプリです。2,500を超えるブランドの洋服のなかから、個々のユーザーに似合うコーディネートを提案してくれるというものです。

 SENSYは、企業の接客サービスにも導入されています。たとえば紳士服の製造・販売を手がける「はるやま商事」では、ユーザーの過去の購入履歴をもとに、AIがアイテムを選定したDMを発送したところ、通常のDMを送付したケースと比べて、レディースで12%、メンズにいたっては15%も高い来店率となりました。

 

庫内の食材を見張り、レシピや賞味期限を知らせる冷蔵庫も

 AIとIoTを搭載した家電製品で注目されているのが、Samsung(サムスン)が北米で発表した冷蔵庫「ファミリーハブ(Family Hub)」です。

 ファミリーハブにはカメラが内蔵されており、外出先からもスマートフォンを使って庫内を確認することができます。さらに、庫内にある食材を元に、AIが適切なレシピを提案する機能も備えています。

 加えて、ドアに取り付けられた21.5インチの特大タッチスクリーンを使ってネットスーパーなどに接続すれば、その場で食材を購入することも可能です。

 ファミリーハブは海外向けの製品ですが、日本で流通している冷蔵庫にもAIが搭載されているものがあります。それが、… 続きを読む

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岸谷 旬也

岸谷 旬也

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