“格安”の裏にあるもの

「スーツ2着目半額」でも利益が出る理由

2016.11.08 Tue連載バックナンバー

 紳士服販売店で「スーツ2着目半額」という謳い文句をよく見かけます。

 定価数万円の商品を半額で売ってしまえば店は赤字になりそうですが、実はある意外な方法で利益を生み出しています。特に“2着目”という部分がポイントです。

 今回は、目に見えにくい「コスト」から考えられた販売戦略を紹介します。

 

「スーツ2着目半額」は黒字である!

 「スーツ2着目半額」は、決して利益を度外視した販売方法ではありません。紳士服販売店で長年実施されている、スタンダードな販売方法の一つです。

 「2着目半額」で利益を出すために、1着目のスーツに利益を上乗せしたり、元々原価の安いスーツに高額な定価をつけて販売しているわけではありません。SNSなどを通じて噂や評判がすぐに拡散されてしまう時代に、そのような商売のやり方をしていては、質の良い商品をまっとうな価格で販売する競争相手に負けてしまいます。

 2着目が半額でも黒字になる理由は、過剰な値下げでも値上げでもありません。黒字化するために考慮すべきポイントは他にあります。それが「コスト」です。

 

スーツの料金にはさまざまなコストが含まれている

 スーツ1着を売るためには、さまざまなコストが必要となります。たとえば、従業員の人件費、店舗の賃料、光熱費や広告費などです。こうしたコストは、スーツの価格にも含まれています。

 紳士服の場合、コストは他のアパレルと比べても高くなる傾向にあります。たとえば接客の場合、… 続きを読む

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松原 留実/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

松原 留実/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

ライター

関西出身のフリーライター。広告代理店でのライターを経て独立後。現在は求人コンテンツ制作を中心に、マーケティング、ビジネスジャンルを中心に取材・執筆を行っている。その他、履歴書・志望理由書作成のフォロー活動にも取り組んでいる。

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