マルチ商法はホスト狂いに似てる?!

気鋭の作家と社会学者が語る“いまを生きる価値観”

2015.12.25 Fri連載バックナンバー

 2012年に小説『狭小邸宅』で第36回すばる文学賞を受賞した新庄耕氏が第2作目となる『ニューカルマ』を年明け早々に上梓します。今回は新庄氏の大学の同窓生であり、異彩を放つ社会学者として注目されている、鈴木涼美氏との対談を企画。『ニューカルマ』のモチーフとなっているネットワークビジネスや、これまでの経歴を踏まえたお二人の社会観、これからの抱負など、多彩かつ新たな示唆に満ちた言葉が飛び交いました。

 

「一流企業にいる」という安心感だけでは生きていけない

新庄 お互い慶應義塾大学の環境情報学部卒業ですね。大学の学年は僕の方が2つ下のようですが、1983年生まれですので、同い年ということになります。僕は在学時から、一方的ですが鈴木さんのことを知っていましたよ。半端じゃない存在感で、キャンパスの中でもすごく異彩を放っていました。

鈴木 どこで見られていたんでしょう。その頃は現役のセクシー女優でもあったので、存在自体が浮ついていたのかも。新庄さんも福田和也教授のゼミとのことですので、そこで会ってたのかもしれませんね。学生の頃は小説家に憧れていたんですが、福田ゼミでは、小説は書かずに、ひたすらコラムを書いたり雑誌を作ったりしてました。新庄さんは、学生時代から小説を書いてたんですか。

新庄 いえ、まったく書いていないです。ゼミでは、端の方で座ってるだけでした(笑)。でも、僕らが通っていたSFC(湘南藤沢キャンパス)は、本当にユニークな人材を輩出してますね。キャンパスにはオタクっぽい人も多いけど、近い年代に社会学者の古市憲寿さん、俳優の水嶋ヒロさん、少し上ですが歌手の一青窈さんなど、特にメディア関連では本当に多彩です。

鈴木 新庄さんは卒業後、リクルートに入社されたと聞きましたが、どういう理由で選ばれたんですか。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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