ケータイ業界の最新動向に迫る(第9回)

携帯各社のポイント競争、その裏には総務省の影響が

2016.02.22 Mon連載バックナンバー

 一昨年から昨年にかけて、大手キャリアが相次いでポイントプログラムを強化している。ポイントを利用できる場所が広がることからユーザーにとっては嬉しい施策だが、なぜキャリアはポイントプログラムに力を入れるようになったのだろうか。

 

実店舗でも利用可能になったキャリアのポイント

 昨年12月1日、NTTドコモがポイントプログラムを「dポイント」にリニューアルしたことが大きな話題となった。これまでNTTドコモは、自社のサービス内だけで利用できる「ドコモポイント」を提供していたが、それをdポイントにリニューアルしたことで、NTTドコモ内のサービスだけでなく、ローソンやマクドナルドなど、提携店舗でも利用できるオープンなポイントプログラムになったことから、注目を高めたようだ。

 大手携帯電話キャリアは、これまでも自社のポイントプログラムを提供してきた。だが、いずれもNTTドコモ同様、毎月の基本料でポイントが貯まり、機種変更やオプション品の購入などにポイントが利用できるといった、ポイントの獲得方法も使い道も、キャリアのサービス内にほぼ限定されているものだった。

 だが一昨年から昨年にかけて、各キャリアがポイントプログラムを大幅にリニューアルし、ポイントがより広い範囲で利用できるようになった。その先駆けとなったのが、2014年5月にサービスを開始したKDDI(au)の「au WALLET」である。au WALLETはマスターカードの基盤を用いたプリペイド型の決済カードだが、これにリニューアルした「WALLETポイント」を絡めることで、実店舗でのカード決済によってポイントを貯めたり、ポイントをカードに充当して決済に利用したりできるようになったのが、これまでのポイントプログラムにはない、大きな変化となっている。

 au WALLETが大きなインパクトを与えたのは、何より… 続きを読む

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佐野 正弘

佐野 正弘

ライター

福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。著作:『Windows&iPhone連携テクニック Windows 8.1対応』(共著、インプレスジャパン)、『今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ 大事典』(共著、技術評論社)、『ポケット百科 Xperia arc 知りたいことがズバッとわかる本』(共著、翔泳社)など

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