ケータイ業界の最新動向に迫る(第40回)

SIMフリーで人気「ファーウェイ」ってどんな会社?

2017.07.16 Sun連載バックナンバー

 ここ最近、SIMフリースマートフォン市場で人気を獲得し、急速に存在感を高めている「ファーウェイ(HUAWEI)」。だが実はスマートフォンの会社として知られるようになったのは比較的最近のことでもある。ファーウェイとは一体どのような会社で、どのようにして日本で成功を遂げたのだろうか。

 

「P9」シリーズのヒットで一躍人気メーカーに

 SIMのみで通信サービスを提供するMVNOの利用拡大にともなって急成長しているのが、MVNOのSIMとセットで購入されることが多い、SIMフリースマートフォンの市場である。そして同市場で、ここ1、2年のうち急速に人気を高めているのが中国のファーウェイである。

 ファーウェイはサムスン電子、アップルに次ぐ世界第3位のスマートフォンメーカー。MVNOの人気が現在ほど高まっていない、2014年よりSIMフリースマートフォン市場に参入するなど、SIMフリースマートフォンメーカーとしては老舗の部類に入る。日本でもコストパフォーマンスの高いモデルをSIMフリー市場に次々投入することで人気を高めてきたが、その存在感を一気に高めたのは、昨年発売した「HUAWEI P9」であろう。

 P9はライカと共同で開発したレンズを採用した2つのカメラを備え、ボケ味のある写真を手軽に撮影できるのが大きな特徴で、6万円近い価格ながらもヒットを記録。その廉価モデルである「HUAWEI P9 lite」も大ヒットを記録したことから、ファーウェイがSIMフリー市場での存在感を一気に高めることとなったのである。

 さらに今年は、P9シリーズの後継機となる「HUAWEI P10」「HUAWEI P10 Plus」「HUAWEI P10 lite」の3機種を投入することを発表。ビジネスマン向けの大画面モデル「HUAWEI Mate 9」や、自分撮りに注力した若年層向けモデル「HUAWEI nova」シリーズなど、豊富なラインアップと合わせることでSIMフリー市場でトップの地位を確固なものにしようとしている。

 そうしたことから最近では、ファーウェイをSIMフリースマートフォンメーカーと捉えている人も多いかもしれない。だがそれは、ファーウェイの事業の一面を表しているに過ぎないのだ。

 

元々は基地局ベンダーとして知られていた

 そもそもファーウェイは… 続きを読む

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SIMフリーで人気「ファーウェイ」ってどんな会社?
佐野 正弘

佐野 正弘

ライター

福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。著作:『Windows&iPhone連携テクニック Windows 8.1対応』(共著、インプレスジャパン)、『今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ 大事典』(共著、技術評論社)、『ポケット百科 Xperia arc 知りたいことがズバッとわかる本』(共著、翔泳社)など

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