世界史から学ぶ国際情勢(第3回)

なぜ中南米の美女が世界のミスコンを席巻するのか?

2015.01.07 Wed連載バックナンバー

 旅人の間に伝わるこんな言葉がある。「金の北米、女の南米、耐えてアフリカ、歴史のアジア、何もないのがヨーロッパ」。

 当然そんなことはないのではあるが、「女の南米」というのが本当であるという話はしばしば耳にする。何より、世界四大ミスコンの成績がそれを物語っている。

 今回は「中南米に美女が多い理由」を通して中南米の文化と歴史について考えてみたい。

 

世界四大ミスコンで好成績を収める中南米勢

 中南米に美女が多いことの根拠として、世界四大ミスコンの結果をあげてみよう。

 1951年より64回開催されているミス・ワールドの場合、中南米のチャンピオンが生まれた回数は18で、その割合は28.1%。最多優勝国はベネズエラの6回、ジャマイカが3回で4位につけている。

 1952年から62回開催されたミス・ユニバースでは中南米勢の優勝は24回で、割合は38.7%。最多優勝国は8回のアメリカだが、2位はベネズエラで7回、3位はプエルトリコで5回となっている(プエルトリコはアメリカの海外領土だが1地域と数えられている)。

 1960年から54回開催されているミス・インターナショナルでは20回、37.0%。最多優勝国は6回のベネズエラで、コロンビアが3回で3位だ。

 2001年から開催されているミス・アースではなんと13回中7回において中南米が優勝。その割合は53.8%に及ぶ。最多優勝国はブラジル、ベネズエラで2回ずつ。

 ちなみに、現在日本が承認している国の数は195。中南米は33か国でその割合は16.9%だ。プエルトリコなど国ではない地域の代表が出場しているケースもあるので正確なことは言えないが、他地域の倍近い確率で優勝者を輩出しているというのは事実であるようだ。

 

混血の国々に多い美女の国

 「この国には美女が多い!」と言われる国はいくつもある。ビジネスやプライベートで世界中を旅してきた人たちから美女の多い国としてよく聞くのが、ロシア、ウクライナ、ラトビア、スウェーデン、ブルガリア、トルコ、インド、ブラジル、コロンビア、コスタリカ、ベネズエラといった国々だ。… 続きを読む

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長谷川 大

長谷川 大

世界遺産&旅行ライター

横浜国立大学卒業後、出版社勤務。三国志・戦国時代・幕末・ギリシア神話など、歴史ものを中心に編集・ライティングを行う。世界一周の旅を経てフリーの編集者・ライターとして活動中。これまでの訪問国数は68か国、世界遺産は182か所。All About「世界遺産」公式ガイド。http://allabout.co.jp/gm/gt/563/

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