世界史から学ぶ国際情勢(第11回)

なぜ日本を訪れる外国人が増えているのか?

2015.05.08 Fri連載バックナンバー

 JNTO(日本政府観光局)によると、2015年3月の訪日外国人旅行者数(PDF)は前年同月比45.3%増という驚異的な伸びを示し、152.6万人と単月の史上最高値を更新した。2月も138.7万人で史上最高を記録していたが、あっさりと塗り替えた。4月も中国や台湾からの花見客やイースターホリデーによる欧米の観光客で盛況のようだ。

 実際、京都や奈良ではどの寺社に行っても外国人で混み合っているし、新宿のラーメン屋で列をなす外国人にも見慣れてしまった。

 今回は、海外から日本に訪れる旅行者によるマーケット=インバウンド市場に焦点を当ててみたい。

 

どれほどの外国人が訪日しているのか?

 観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2014年の訪日外国人旅行者数は1,341万人で史上最高を記録。2010年から861万→622万→836万→1,036万→1,341万人と、一時東日本大震災で低迷したもののその後は右肩上がりだ。政府主導の訪日促進事業「ビジット・ジャパン」の実施本部が開設された2003年が521万人なので、10年少々で2.57倍に増えたことになる。

 訪日外国人旅行消費額も増えており、… 続きを読む

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長谷川 大

長谷川 大

世界遺産&旅行ライター

横浜国立大学卒業後、出版社勤務。三国志・戦国時代・幕末・ギリシア神話など、歴史ものを中心に編集・ライティングを行う。世界一周の旅を経てフリーの編集者・ライターとして活動中。これまでの訪問国数は68か国、世界遺産は182か所。All About「世界遺産」公式ガイド。http://allabout.co.jp/gm/gt/563/

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