世界のメイド・イン・ジャパン(第1回)

ココイチに吉野家、現地ニーズを取り入れ世界に浸透

2014.05.16 Fri連載バックナンバー

 世界一のカレーチェーンとして「CoCo壱番屋」がギネス世界記録に認定されたのは耳新しい話。日本人にはおなじみのカレーライスがアメリカやアジアで人気なのは、味と品質を維持しながら、現地の人にもうれしいメニューを取り入れたから。海外進出では先輩格の「吉野家」も攻めの姿勢を変えず、中国や台湾、カンボジアなどで勢力を拡大し続けている。

 

オリジナルの味にプラスした健康志向

 駐車場に並ぶのは頑丈そうな軍用車。そして店内のテーブルは屈強な軍人たちが占領している。壱番屋が展開するカレーチェーン「CoCo壱番屋」の沖縄北谷国体道路店。近くの嘉手納基地に所属する米兵がよく訪れココイチカレーを食べている。作家の駒沢敏器氏が2009年に発表した『アメリカのパイを買って帰ろう 沖縄58号線の向こうへ』(日本経済新聞出版社刊)に登場するエピソードだ。人気はチキンカツをトッピングしたカレーで、チーズを乗せてライスは大盛り、辛さは「3」という指定にこだわる軍人もいるという。

 オフィスの近くの飲食店に同僚が集まるのは日本でもよくある光景だが、日本で独自に発達したカレーライスを米兵たちが好んで食べているというのは意外な話。これについて著者は、トッピングが自由で量も辛さも自分で決められるメニュー構成が、自由を求めるアメリカ人の気質に合うのではと推察している。

 本当か想像かは分からない。ただ、ココイチのカレーが沖縄の米兵だけでなく、世界各国で受け入れられているのは事実だ。… 続きを読む

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産経デジタル

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