注目のニュースリリース 2014年4~9月(第8回)

「AWS上でHPC環境を構築」等35本

2014.06.05 Thu連載バックナンバー

 Bizコンパス編集部が選ぶ注目のITニュースリリース。今週は「AWS上でHPC環境を構築」など35本のニュースリリースをご紹介します。

 

AWS上でHPC環境を構築

 Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で、ユーザーが選択した解析ツールやサーバ構成などに応じたHPC(High Performance Computing)環境を構築して必要なだけ利用できるサービスです。実行後には自動的に環境を抹消します。まず、機構・構造・流体・衝突など主要な領域をカバーする9種類の解析ツールで開始し、順次拡大するとのことです。

電通国際情報サービス(ISID)が、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で大規模な解析実行環境を重量課金制で提供するSaaS型のクラウドCAEサービス「PLEXUS CAE」を7月から販売開始(2014/05/23)

 製造業の製品開発において、設計データの妥当性を試作前にコンピューター上で解析するCAEは、あらゆる業種で広く活用されています。近年では、グローバル市場に向けた製品の多様化・短納期化や、製品構造の複雑化に伴って、解析ニーズはますます増加し、処理も大規模化しています。様々な角度・手法で膨大な計算を繰り返す解析処理には、高速演算を可能とするHPC環境や多様な解析ツールが不可欠なため、企業が自社環境で全ての解析ニーズを満たすことは、企業規模の大小を問わず困難になりつつあります。一部の企業では、外部のスーパーコンピューターやクラウドの活用が始まっていますが、解析環境の構築にかかる作業負荷やリードタイム、クラウド活用ノウハウの不足などが課題となっています。

 

LSP方式、IEEEマイルストーンに認定

 LSP(線スペクトル対)方式は音声を高圧縮符号化するための基本技術で、NTTが1975年に開発しました。音声の中から口の形に対応した周波数特性を効率良く表現できるのが特徴で、より少ない情報量で同等の音声品質を得られるといいます。現在使われている第2世代、第3世代の携帯電話やIP電話などに採用されているほか、VoLTEにも活用される予定です。

NTTが開発した音声符号化の基本技術「LSP(線スペクトル対)方式」が、携帯電話やIP電話の普及に貢献したとして「IEEEマイルストーン」に認定(2014/05/22)

「IEEEマイルストーン」とは、IEEEにより、電気・電子・情報・通信分野における画期的な技術革新の中で、開発から25年以上にわたり国際的に高い評価を受けてきた技術革新の歴史的業績を称える表彰制度として1983年に設立されたものです。

 過去の受賞例では、19世紀における電話やエジソン研究所、マルコーニの無線通信など、近代化の基盤となった歴史的施設・技術や、20世紀では、テレビ、コンピュータ、インターネットなど情報通信を支える技術が認定されています。

 なお、NTTは、KDDI株式会社と共同で開発・普及推進した「G3ファクシミリの国際標準化(1980年)」の功績が、世界規模での急速なファクシミリの普及に貢献したとして、2012年4月に「IEEEマイルストーン」に認定されています。

 

Windows Server 2003向け延命ソリューション

 2015年7月に予定されているWindows Server 2003のマイクロソフトサポート終了に対応。NTT-ATが代理店を務めるFFRIの標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」を導入して、未知・既知にかかわらず任意コード実行型攻撃の約99%をカバーするとのことです。昨年提供開始したWindows XP向け延命ソリューションの実績を基に、導入・運用のコンサルティングを提供します。

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)が、Windows Server 2003のサポート終了後もOSの脆弱性を狙った攻撃をリアルタイムに防御する「サーバー延命ソリューション」を発売(2014/05/20)

「脆弱性攻撃」とは、OSのもつ機能やサービス、またはアプリケーションが持つ欠陥を突く攻撃で、サポート終了後のWindows Server 2003でも、OSのもつ機能やサービスの脆弱性が標的となります。サーバーは、業務上必要なシステムであることが多く、サービスを停止することも外部からのアクセスを制限することも困難ですが、攻撃を受けた際の被害は、サーバー全体や利用者にも及び、対策は必須です。

 

通信キャリア向けSDNソリューションを共同開発

 2013年から通信キャリア向けSDNソリューションの共同研究や検証などを行っている日立金属とNTTデータが、OpenFlow 1.3を使って複数ネットワークをSDNコントローラから一元的に制御・管理して統合網を構成するソリューションを開発します。商用ネットワークへの採用は2015年までを目指します。

日立金属とNTTデータが、日立金属のイーサネットスイッチ「APRESIA」とNTTデータのSDNコントローラ「バーチャルネットワークコントローラ」を組み合わせた通信キャリア向けSDNソリューションの共同技術開発を本格化(2014/05/20)

 現在、各通信キャリアにおいては、企業ユーザー向けを中心に通信回線サービスを提供する「VPN(Virtual Private Network)」、スマートフォンに代表される、モバイルブロードバンド通信サービス「LTE注5」やクラウドなど、多岐にわたるサービスを提供しています。しかし、これらのサービスは別々のネットワーク設備で構成・運用されており、設備投資や運用維持コストの効率化が大きな課題となっています。

 

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