注目のニュースリリース 2014年4~9月(第4回)

「社内に潜伏するマルウェアを高速検知」等32本

2014.05.01 Thu連載バックナンバー

 Bizコンパス編集部が選ぶ注目のITニュースリリース。今週は「社内に潜伏するマルウェアを高速検知」など32本のニュースリリースをご紹介します。

 

社内に潜むマルウェアを高速検知

 遠隔操作型マルウェアであるRAT(Remote Access Tool)内潜伏活動で共通に見られる通信パターンに着目。イントラネット通信を解析して高速検知します。実証評価では、2000台規模の端末が接続されたネットワーク環境で、ギガビットの通信回線でも取りこぼすことなく、全通信パケット量の0.0001%にあたるRATの攻撃通信をすべて検知し、誤検知もないことを確認したとのことです。

富士通研究所が、特定企業や個人を狙った標的型攻撃に対して、組織内ネットワークを監視してマルウェアの社内潜伏活動を高速検知し、情報漏洩前に感染マシンを特定する技術を開発(2014/04/15)

 最新のマルウェアは、通常の業務で発生するメール送受信やウェブアクセスなどの通信に紛れて、攻撃者が組織外から内部の感染PCを遠隔操作して内部情報を取集するRAT(注2)というタイプが主流になってきています。RATは事前にメールなどを介して侵入し、その時点では攻撃に関する処理を行いません。その後、攻撃する際の通信内容にはマルウェア自体が含まれず、遠隔操作の通信自体も暗号化されていることがほとんどで、従来のアンチウイルスソフトウェアや不正侵入検知システムなどの対策では、発見が困難でした。

 

放送波でIPパケットを配信

 IPDCは、インターネットなどで使用されるパケットを変調して放送波に乗せて一斉配信する放送サービスの総称で、放送中の番組と完全に同期した情報をさまざまな機器に提供することができます。実証実験では、CATV網でHLS(HTTP Live Streaming)形式のマルチキャスト配信を行い、宅内のSTBまで映像を伝送するとともに、STBを基点に家庭内のさまざまな端末に動画配信したとのことです。

NTTエレクトロニクスが、インターネットで使用されるパケットを放送波に乗せて一斉配信する「IPDC(Internet Protocol Data Cast)」実証実験(主催:IPDCフォーラム ライフライン研究会)に参加(2014/04/14)

 IPDCの活用により、スポーツ番組で生中継している競技の選手やチームの情報を提供、試合会場全体を映した別角度の映像を提供、選手の人気投票を実施など、さまざまな用途が考えられます。また、IPDCに対応する照明機器などと連動することで、音楽番組で提供中の曲に合わせて照明を調整したり、震災が発生したときに目や耳が不自由な方でも分かりやすく警告を発生させたり、従来の放送では実現が難しかった用途にも活用できます。

 

汎用ハードとソフトで通信データを高速検索

 排他制御が不要な非ブロック型のデータ処理技術を採用し、一般的なストリーム処理で使用される待ち行列データ構造であるキューを不要にして高速検索を可能にしました。サンプリングや短期の観測では見逃していたネットワークボトルネックや隠れたアタックなどのネットワークに発生した事象を低コストで確実に補足でき、ネットワーク品質の向上やセキュリティ効果ができるとのことです。

富士通研究所が、汎用ハードウェアとソフトウェアだけで40Gbpsの通信データを蓄積しながら高速検索できる技術を開発(2014/04/14)

 スマートフォンやタブレットなどの端末の普及により、通信ネットワークにおける品質が重要視されていますが、現実的にはネットワークのデータ流量増大や複雑なトラフィックパターンなどによる思わぬ通信障害、ネットワークを通じた情報の漏えいなどが増えています。障害の原因追究やセキュリティ強化のためには、ネットワークや端末にどのような事象が発生したかを詳細に把握し、証拠を保全する必要がありますが、統計情報やサンプリングなどの一部のデータではなく、通信データをすべて蓄積しておき、高度な解析をするために目的のパケットデータに高速にアクセスする機能が求められています。

 

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