注目のニュースリリース 2014年4~9月(第10回)

「多様な環境下でマルウェア挙動を解析」等31本

2014.06.19 Thu連載バックナンバー

 Bizコンパス編集部が選ぶ注目のITニュースリリース。今週は「多様な環境下でマルウェア挙動を解析」など31のニュースリリースをご紹介します。

 

多様な環境下でマルウェア挙動を解析

 複数種類の解析エンジンや動的解析環境を用いることで、OSやバージョンの異なる特定の環境で動作する環境依存型マルウェアの解析が可能となるというシステムです。一連の解析作業を自動化することで、解析全体にかかる時間を75%短縮できるとのことです。

日立製作所が、標的型攻撃などのサイバー攻撃に悪用されるマルウェアの挙動を多種多様な環境で解析できるマルウェア解析システムの試作に成功(2014/06/05)

 近年、特定の企業をターゲットとしてサイバー攻撃を行う標的型攻撃は、高度化、国家の機密保持、企業防衛の観点においても社会的な問題となっています。また、標的型攻撃に利用されるコンピュータウイルス、ワーム、スパイウェアなどの悪意あるソフトウェア(マルウェア)の組織への侵入を許してしまうケースが増えているため、マルウェアの挙動を解明して被害拡大防止策を講じる必要があります。

 

SDNソフトウェアスイッチをOSS公開

 NTT未来ねっと研究所が、10Gbpsの通信性能を持つSDNソフトウェアスイッチ「Lagopus」の初版を7月にオープンソースソフトとして公開します。広域SDNを目指す研究開発プロジェクト「O3プロジェクト」で開発したもので、同社ソフトウェアイノベーションセンター(SIC)が公開したSDNコントローラ「Ryu SDN Framework」と組み合わせて、広域ネットワークにも拡大できるとのことです。

NTTが、OpenFlow仕様に幅広く準拠したSDNソフトウェアスイッチ「Lagopus」をオープンソースソフト(OSS)として公開(2014/06/06)

 近年、ネットワークの柔軟かつ迅速な構築及び機能追加を実現するため、これまで専用LSIによりハードウェア的に実現されてきたネットワーク機能をソフトウェア化するSDNやNFVが注目されています。SDNはデータセンタを中心に導入が始まっているところですが、SDNの利点を広域ネットワーク※3にも適用する機運が高まっており、SDNを構成するコントローラとスイッチには、多様な機能と高い通信性能の両面が求められています。

 

広域SDN向けクラスタ型分散コントローラー

 クラスタ型分散コントローラーで、ロードバランス技術と無停止リカバリー技術を開発し、急激な負荷変動が発生した場合でもネットワークサービスを継続できるようにしました。例えば、従来は10ドメインを停止させずに運用する場合は主系と待機系で計20台のコントローラーが必要でしたが、新技術を使うと待機系1台を追加するだけの計11台で運用できるといいます。2015年度中の実用化を目指しています。

富士通が、コントローラーの障害や負荷変動に強い広域SDNを構築できるクラスタ型分散コントローラー技術を開発(2014/06/05)

 クラスタ型分散コントローラーでは、集中型のコントローラーと異なり、複数の分散コントローラー対応モジュールが連携して競合することなく動作する必要があります。また、どのモジュールが障害となっても処理を継続する必要があるため、一部のコントローラー部品に負荷の集中や障害が発生した時の対処を自動実行することが難しく、該当するコントローラーが管理しているスイッチ群の処理が遅くなることや、制御が継続できなくなることが課題でした。

 

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