入試改革で成果挙げる大学の取り組み

変貌する入試 受験生集めに奔走する大学

2014.02.21 Fri連載バックナンバー

 大学センター入試が終わり、2月より私立大学の一般入試が本格化している。インターネット出願や第一志望を3~4回受験できるなど、入試形態の変貌ぶりに保護者はきっと驚くだろう。学生数が激減する時代の到来に脅える大学は、なりふり構わぬ受験生集めに奔走している。本記事では、大学受験の最新事情に迫る。

 

完全ネット出願に踏み切った近畿大

 「近大はすごい。ここまでやるとは」。首都圏ではなじみがないかもしれないが、関西のマンモス私大・近畿大学は、大学関係者から今最も注目を集める存在だ。マグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」だけではない。今年度入試から、日本で初めて入試出願の完全インターネット化に踏み切ったからだ。近大は昨年11月開始の推薦入試(一般公募)をネット出願で合計3万240人集めて前年比106%の成功を収めたが、一般入試でも過去最高の志願者獲得に期待をかける。

 「近大エコ出願」と称するこの改革は、単なる話題作りではない。書店や大学で願書を買い求める紙の出願を全面廃止する大胆な試みは、総志願者10万人超の大学での導入という高いハードルゆえ、「絶対に許されない受験で事故を起こさず、円滑に処理できるか」との懸念があった。しかし、大学側はメリットとして、大量の紙の消費をなくせば地球環境に貢献するとアピール。郵便と違い24時間出願を入力できるので受験生にもメリットが大きい。

 だが、最大のメリットは、… 続きを読む

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産経デジタル

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産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

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