2014年IT展望!次にくるデバイスとは?(第3回)

脳波でPCや機器を操作できるBMIって一体何?

2014.01.22 Wed連載バックナンバー

 もうマウスやキーボードは不要!脳波でPCや機器を操作できるブレイン・マシン・インターフェイス(BMI/脳介機装置)。年頭IT展望シリーズ第3回は、従来SFの世界だったテレパシーや念力を人工的に実現できるなど人間の機能拡大をもたらす可能性を秘め、すでに医療機器や玩具分野では実用化されているBMI関連デバイスを紹介します。

 

脳神経科学とITが結びついて生まれた「ブレイン・マシン・インターフェイス」

 「ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI:Brain Machine Interface/脳介機装置)」とは、脳波や神経信号を利用した機器やプログラムのこと。「ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI:Brain Computer Interface)」などと呼ばれることもあります。

 PCや機器などを「動け!」と念じるだけで操作できるSFさながらこの技術は、MRIなどの脳の活動を観測する脳機能イメージング技術ができた1990年代以降に現実味を帯びてきました。特に、医療分野では失われた脳機能の代償や回復に役立つと寄せられる期待は大きく、すでに視覚や聴覚を補助する人工感覚機器やモーターによって動作する義手・義足などが実用化され、さらなる性能向上に向けた研究開発が進められています。これまで開発されているブレイン・マシン・インターフェイスには大きく分けて以下の2つの種類があります。

●侵襲式
手術によってセンサーを脳内に埋め込むタイプ。最近では、シート状の硬膜下電極により皮質脳波を計測する 「低侵襲型」も開発されています。

●非侵襲式
脳波計測用ヘッドギアを装着するタイプ。手軽に取り外しできることから実用面でリードしているものの、頭蓋骨などの影響で脳波が変化してしまうので、侵襲式並みに情報を読み取れないという課題は残されています。… 続きを読む

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黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター&コピーライター、ディレクター

広告制作会社から独立後、フリーランスライターとして新聞、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで活躍。得意分野はIT、オーディオ、自動車、教育、保険、住宅など。取材・執筆をはじめキャッチコピー、ネーミング、販促企画、翻訳リライトなど多様なライティングニーズに対応可能。
Facebook: http://www.facebook.com/taijiro.kuroki

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