「ジョジョの奇妙な冒険」を考える(最終回)

馬、脚、男、そして回転-受け継ぐ者と漆黒の意思-

2014.03.19 Wed連載バックナンバー

 2013年、連載25周年、荒木飛呂彦30周年を迎え、アニメにゲームに、世界中に波紋を起こした伝説の名作『ジョジョの奇妙な冒険』。未読でも山手線ジャックで眼にし、気になるッ方も多いだろう。意外と多い隠れジョジョファンと出会えば商談も、チームビルディングも成功か!?そこでBizコンパスも、七回にわたり、ジョジョの魅力に迫るッ!

 

“回転” -新たなるオーバードライブ あるいは 受け継がれる何か-

 ここはッ 加速された時の向こう あるいはそのひとつッ!

 その世界の大陸で、あるひとつのビザールなレースが開催される。時は再び19世紀末。北米大陸6,000キロを馬で横断する過酷で前代未聞のレース。ただし(当時まだ開発途上の)自動車、ラクダ、あるいは徒歩でもよし。カリフォルニアはサンディエゴをスタートし、ゴールはニューヨーク。犯罪行為は許されないが武装は許可。みずからの身はみずから守るべし。賞金は、この世界の現在の価値にして5,000万ドル相当!主催は希代の興行師スティーブン・スティール。1890年9月25日、開幕。

 そのレースこそが「STEEL BALL RUN (スティール・ボール・ラン)」!!

 そう、ジョジョ第七部は、異なる世界、つまりパラレルワールドで展開される。承太郎も仗助もジョルノも徐倫もここにはいない。ただし、スピードワゴン財団やシュトロハイムや東方家がある。スタンドがある。人間賛歌がある。こいつは『ジョジョ』なんじゃ。生きているんじゃッ!

 そしてもちろん、ジョースター家もツェペリ家もある。そればかりか、“あの男”も。… 続きを読む

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藤井 行隆

藤井 行隆

 

天体観測とplaymobilをこよなく愛する39歳、『ジョジョ』の一読者。二部、五部、七部推し。荒木作品は『バオー』時代から。好きなキャラクターはナランチャ・ギルガ。特技は露伴ばりの執筆速度との噂。

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