組織を硬直化させないための会議術

会議で「異論」が出ない会社に未来はない

2017.06.29 Thu連載バックナンバー

 ビジネスに会議は欠かせないものですが、「異論」を唱えにくい空気がある場合は改善が必要かもしれません。

 特に、会議が上層部の意見や予定調和の結論を追認する場になってしまったり、前例がない案を受け入れず、変化を恐れる空気がまん延しているのであれば、危険な兆候です。組織全体の硬直化を招き、常に変化し続ける社会情勢についていけなくなってしまう恐れがあります。

 今回はその危険性を指摘したビジネス書「なぜ、『異論』の出ない組織は間違うのか」(PHP研究所刊、宇田左近著)を参考に、異論が出る会議の大切さを考えます。

 

異論が出ない会議は競争力を失う

 本書によれば、「異論」はただの反論や反抗ではなく、立案者が気づいていない課題や落とし穴を指摘してくれる「善意のサポーター」としています。つまり、異論はビジネスをうまく運ぶための重要な要素なのです。

 しかしながら、若手が会議の場において、何十年も年上の上司に異論を唱えることに対し気後れしてしまうというのは、日本の企業では残念ながらあり得ることです。これでは、会議が「メモを取るため、発言者以外は下を向いている」といった、形だけのものになってしまいます。

 著者である宇田左近氏は、このような形骸化した会議や、黙って頷いているだけの組織人を多く見聞きしてきた、と述べています。このような風潮が組織に根付いてしまうと、異論を積極的に受け入れて活発な議論を行なっている組織に比べて、対外的な競争力を著しく欠いてしまう恐れがあるといいます。

 

マッキンゼーでは異論を唱えることが義務である

 異論が出ない会議を変える第一歩は、… 続きを読む

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風間 梢

風間 梢

フリーライター

企画、人事、ECサイト運営等を担当したのちに独立。現在はビジネス、流通、食品、IT、観光関連のコラムやニュース等を執筆している。

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