相手の「No」を「Yes」に変える(第5回)

ひとつの考えに固執する部下には「認知行動療法」を

2017.09.07 Thu連載バックナンバー

 ひとつの考えに縛られ、他人の意見を受け入れられない人が、社内に1人はいるかもしれません。もし部下にそのような人物がいる場合、上司には相当なマネジメント力が求められます。

 そのような時は心理学を用いることで、部下は考え方を変え、周囲の意見を柔軟に受け入れられるようになります。

 

真面目だが柔軟性がない部下には認知行動療法を

 ひとつの考えに縛られるタイプの人は、基本的には真面目な人が多いです。真面目さはビジネスの現場で求められる重要な才能のひとつではありますが、それが強すぎると、当初に決めた方針を変えることに強い拒否感を覚えたり、業務外の仕事を任されることに嫌悪感を示すといった、マイナスの態度として表出します。

 こうした姿勢は、前向きに捉えれば「当初の計画を忠実に遂行しようとする」とも考えられますが、ひとつ考えにとらわれ、状況に応じた柔軟な対応ができないという点ではマイナスです。人間は誰しも固定概念という「とらわれた考え」を持っていますが、計画外のことを拒絶するほどの固定観念であれば、ビジネスシーンでは悪影響の方が大きくなります。

 真面目さが頑固さにつながってしまっている部下が、自身の視野を広げるためには、心理学における「認知行動療法」の考え方を取り入れるのが有効です。

 

頑固さの原因は自動思考かも

 認知行動療法とは、… 続きを読む

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田倉 怜美

田倉 怜美

Well-being代表、心理カウンセラー

いじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験し、保健室登校生のサポート経験から2005年よりカウンセラーを志す。2012年にカウンセラーデビュー。心理学講師、ライターと活躍の幅を広め、2016年に独立。かわさきFMラジオ、TBSテレビ「好きか嫌いか言う時間」に出演、朝日新聞への掲載。2017年「こころの予防医学」出版。
心理歴12年の知識と経験をもとに仕事や実生活に活かせる心理ライターとしても活動中。主な資格:日本心理学会「認定心理士」、日本健康心理学会「認定健康心理士」他 ブログ:http://ameblo.jp/counselor-satomi/

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