相手の「No」を「Yes」に変える(第2回)

やる気のない部下が自分から変わる「ラポール」とは

2017.06.20 Tue連載バックナンバー

 「ミスが多い」「やる気が感じられない」など、部下に対して不満を持っているビジネスリーダーは多いでしょう。ですが、声の掛け方や、掛ける言葉を見直すだけで、部下のやる気を引き出すことができます。

 特に重要なのが、「ラポール(信頼関係の構築)」です。これをクリアすれば、部下が自分で変わっていくことが期待できます。

 

部下のやる気がないのは上司のせい?

 部下のやる気がないのは、上司に対し心を開いていないことが大きく関係しています。仕事である以上、表面的に上司の指示に従ったとしても、心で抵抗感を示しているのであれば、その仕事に気持ちが入らずに時間が無駄にかかり、生産性が落ちてしまいます。そのため、ラポールを築くことが重要なのです。

 ラポールを築くためのポイントは2つあります。1つは、「受容」です。受容とは、相手の存在や話をあるがままに受け取ることです。

 まずは相手の話をありのままに聴いて、受け止めることが大事です。批判をしたり、話を途中で遮ったり、決めつけたりする前に、最後まで話を聴くように心がけると、良い関係性が作れます。

 

○○をするだけで相手が心を開く?

 「受容」と合わせて、ラポール形成の際に大事なポイントが「傾聴」です。

 傾聴とは、「相手の話を熱心に聞くこと」です。どう熱心に聞けば良いかというと、「聞く」と「聴く」の違いを理解したうえで、相手の話を「聴く」ことです。

 「聞く」とは日常的に会話をする際の聞き方です。一方で「聴く」は、目、耳、心を相手に意識を向けて、全身で聞くことを表します。集中し、声のトーンやイントネーション、表情や話の身振りなどにも意識を向けることで、話している相手も、自分が興味を持っていることが感じられます。それが「聴く」なのです。

 傾聴する際に鍵となるのが、… 続きを読む

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田倉 怜美

田倉 怜美

Well-being代表、心理カウンセラー

いじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験し、保健室登校生のサポート経験から2005年よりカウンセラーを志す。2012年にカウンセラーデビュー。心理学講師、ライターと活躍の幅を広め、2016年に独立。川崎FMラジオ、TBSテレビ「好きか嫌いか言う時間」に出演。2017年夏に心理本の出版を控えている。主な資格:日本心理学会「認定心理士」、日本健康心理学会「認定健康心理士」他

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