なぜあの会社では働き方を変えたのか?(第1回)

Googleではメールを使わず◯◯◯◯でやり取りする

2017.05.26 Fri連載バックナンバー

 メールと言えば、今や現代のビジネスには欠かせないツールの1つです。電話とは違い、相手の都合を考えることなくメッセージを送ることができ、それを読んだ相手も、自分のタイミングでそのメッセージに返答できます。

 一般的な見方をすれば、メールの登場により、仕事の効率性が上がったようにも思えますが、逆に考えれば、メールを作成する・読む・返信するといった業務が増えてしまったことにもなります。メールの確認や返信に多く時間を割かれてしまっているビジネスパーソンも多いかもしれません。

 そんな中、検索エンジン大手のグーグル(Google)社では、メールの使用を禁止しているといいます。同社はメールを使わずに、どのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか。本記事では書籍「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」(ピョートル・フェリークス・グジバチ著/SBクリエイティブ刊)に基づき、グーグルで実際に実施している仕事術を紹介します。

 

メールの何が問題なのか?

 メールの普及により、多くのビジネスパーソンは1日に莫大な数のメールを受け取ることになりました。中には「今日はずっとメールをチェックするだけだった」、「返信に時間が取られてしまい、仕事の時間がなかった」という一日を過ごした経験のある人もいるかもしれません。

 ですがメールは、本来すべき業務の”補助的”なものでしかありません。メールは「こうした作業をしてください」といった依頼や、「この日の予定はどうですか?」という調整のために用いられるものです。そのため、メールにばかり時間を取られてしまっては、仕事は前に進みません。

 たとえば会議における議事録を共有する際にも、メールだと余計な時間がかかってしまうことがあります。

 会議が終わった後、議事録の作成者は、参加者にファイルを添付して、メールで送付します。しかし、ある人から「この部分が違う」、別の人から「それとは別の部分が違う」といった指摘が届いた場合、その度に議事録を訂正して、再度参加者に送ることになります。つまり、同じようなことを何度も繰り返すことになります。

 この業務フローで問題なのは、… 続きを読む

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村上 哲也

村上 哲也

コンサルタント兼ライター

ゼロベースでのコンサルタントには定評があり、担当する顧客とは「戦略」から始め「戦術」まで実行させる本格派。2013年より本業の合間にライター業務も行っており、コンサルタント関係に留まらない幅広い記事の記載を行っている。http://midorinooka2014.wix.com/business-consulta-jp

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