心理士が教える、ビジネスをうまく運ぶテクニック(第15回)

口コミを重視する客にサンプルを与えても効果なし?

2017.04.20 Thu連載バックナンバー

 商品の販売を促進するためには、まずは顧客の興味を掻き立てるアプローチが必要です。しかし、興味を持つポイントは人によって異なります。つまり、より多くの人に商品の良さを広めるためには、複数のアプローチ方法が必要になります。

 心理学では、人が物事に興味を持つポイントとして「視覚」「聴覚」「身体感覚」の3つがあるとされており、どのポイントに重点を置いているかは人によって大きく異なります。各タイプに合わせた販売戦略を考えてみましょう。

 

数字やデータが購入の決め手「視覚」優位型

 「視覚」を重視するタイプの人は、数字やグラフなど、具体的な数字などによる事実をベースにして考えるのを好みます。たとえば、ビジネスシーンだけでなく普段から論理的に会話をする人、地図をあっという間に読み解き、道案内も難なくこなせてしまう人は、まさにこのタイプに該当します。

 このような視覚を重視する人は、一時的な感情で購入を決めることはないといって良いでしょう。数値化して論理的に説明をすることで、興味を掻き立てることがポイントです。

 具体的な謳い文句としては、「15%の生産性アップ」、「年間50万円の経費削減」、「レタス1個分の食物繊維」「ビタミンCを1,000mg配合」といったようなものです。客観的な数値によるメリットを提示し、「だから効果があるのです」と訴求することがポイントです。プレゼンテーションの場合であれば、図やグラフなど、視覚効果の高い資料があると、理解がより高まることでしょう。

 

自分よりも他人の評価を重視する「聴覚」優位型

 「聴覚」を重視するタイプの人は、興味を持つ範囲が… 続きを読む

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田倉 怜美

田倉 怜美

Well-being代表、心理カウンセラー

いじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験し、保健室登校生のサポート経験から2005年よりカウンセラーを志す。2012年にカウンセラーデビュー。心理学講師、ライターと活躍の幅を広め、2016年に独立。川崎FMラジオ、TBSテレビ「好きか嫌いか言う時間」に出演。2017年夏に心理本の出版を控えている。主な資格:日本心理学会「認定心理士」、日本健康心理学会「認定健康心理士」他

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