聞きにくいことを話させるために必要な力とは

ベッキーの本音を引き出した中居正広の“聞く力”

2016.06.01 Wed連載バックナンバー

 不倫騒動を起こして芸能活動を休止していたベッキーさんが、5月13日に放送されたテレビ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演して復帰しました。

 番組ではMCであるSMAPの中居正広さんとベッキーさんが二人だけで対談するコーナーが設けられました。

 この放送で注目されたのは、事実関係やベッキーさんの胸中でしたが、もう一つ、中居さんの聞く力でした。不倫騒動で謹慎中だった女性タレントの復帰を、視聴者や関係者に前向きに受け止めてもらわなければならないという非常にデリケートな対談を、中居さんが絶妙に対応したということがネット上では称賛されたのです。

 この中居さんの聞く力は、ビジネスの現場においても、後輩や部下などからデリケートな相談を受けたときの参考になります。

 そこで今回は、中居さんがどのようにベッキーさんの本音を引き出したのか、7つの聞き方のポイントに注目してみました。

 

(1)相手を追い詰めない気配り

 今回の番組では、恒例の「ひとり農業」コーナーでの田植え企画に、途中からベッキーさんが合流し、その流れで中居さんがベッキーさんから騒動の真相と胸中を聞き出すというコーナーが設けられました。

 健康・健全なイメージを売りにしていた女性タレントが不倫騒動から復帰するという、一歩間違えれば世間から総バッシングを受けかねない難しい状況を、中居さんはどのように対処していったのでしょうか。

 まず、ベッキーさんが合流した際、当然当人も他のゲストたちも重苦しい雰囲気になりかけますが、それを中居さんは「お久しブリーフだ」と某お笑いタレントの持ちネタを使っておどけることで払拭します。

 続けて中居さんは、敢えて軽い感じで… 続きを読む

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地蔵 重樹

地蔵 重樹

フリーライター

ニュースサイトやオウンドメディアなどのWebコンテンツや、書籍のライティングを行う。著書に『〈アウトライン記述法〉でA4一枚の文書がサクサクつくれる本』(日本実業出版社)などがある。

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