理想の上司にみる「心のつかみ方」「心の癒し方」(第2回)

所ジョージにみる、ゆとりある管理職の心の持ち方

2016.05.22 Sun連載バックナンバー

 明治安田生命が今年の新入社員に実施した「理想の上司」アンケート(PDF)で男性4位にランクした所ジョージ。今回だけでなく過去10年間常に「理想の上司」のベスト10以内に位置しています。

 所ジョージは、車やバイクなどのコレクションが有名で「自由人」としてのイメージが強くあります。そんな人生を楽しんでいる姿が理想の上司として支持されているようです。しかし、管理職にとって現実はそう簡単なものではありません。自由気ままに部下を育てることなんて無理な話です。

 芸能界ほど過酷な世界はありません。出入りの激しい世界の中で何十年も居つづけるは奇跡です。そんな中を飄々として生き抜いてきた所ジョージの言葉には、どんな世界にも通じる役立つヒントが隠されています。

 今回は、管理職という責任ある立場の人が、少しでもそのストレスから解放されような「ゆとりのある心の持ち方」を見つけるため、冠番組「所さんの世田谷ベース」などで発言された、所ジョージの“名言”を振り返ります。

 

規則や枠の中で工夫したり創造したりするから楽しい

 芸能界と言うと自由な雰囲気がありますが、裏と表には大きな違いがあります。私も仕事で長い間テレビ業界と関わってきましたが、この業界ほど保守的なものはありません。

 誰もが視聴率という“魔物”に動かされ、スポンサーの顔色をうかがいながら仕事をしています。「世間の良識」に左右されながら、スポンサーが「NO」と言えば、番組内容を変更しなければなりません。

 番組に出演するタレントも同じです。先輩に「タメ口」で遠慮なく話している「お馬鹿キャラ」のタレントでも、収録前は礼儀正しい女の子です。きちんと挨拶できなければ芸能界では生きていけないことを教えられています。子役たちが「おはようございます」と元気良く現場入りする姿をテレビで見たことがあるかもしれませんが、ほとんど部活のような世界が残っているのがテレビ業界です。

 このような保守的な世界を自然体で生きていくのは、そう簡単ではありません。「テレビの世界なら、自由気ままに生きられそう」という軽い気持ちで業界に飛び込んでも、そうは簡単にいきません。芸能人が自由気ままでに生きていると思うのは大きな誤りです。

 そんな中で、所ジョージはこのように言います。… 続きを読む

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大貫 忠雄

大貫 忠雄

フリーライター

CMやPR映像製作を20年経験。東芝関連の映像製作会社で制作担当およびプロデュース、その後新会社の設立に参加、三菱自動車などのPRビデオを担当後、独立。NECや西武百貨店教育用ビデオな人材教育や接客マニュアルの作成、企業のイベント等も経験。現在はフリーでライティング、コピーライティングを行う。

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