ビジネスの常識を疑え!

こんなブレストでは斬新なアイディアは出ない

2016.05.09 Mon連載バックナンバー

 いままでになかったアイディアを絞りだすときには「ブレインストーミング」=ブレストが有効です。ところがいざやってみると、いつまで経ってもいいアイディアが出てこないことがあります。その原因は「間違ったブレスト」のせいかもしれません。

 ブレストは「自由なミーティング」と思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。きちんと体系立てられた「アイディア発想法」の一つなのですが、それを活用するには一定のスキルが必要です。

 たとえば、ブレストの原則として、「判断・結論を出さない(結論厳禁)」、「粗野な考えを歓迎する(自由奔放)」、「量を重視する(質より量)」、「アイディアを結合し発展させる(結合改善)」ということがよく言われます。しかし、これを誤解している人も多く見られます。

 間違ったブレストで無駄な時間を費やすのではなく、正しいブレストで斬新なアイディアを出すためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

ブレストでは何でも言っていいわけではない

 まずは最初に挙げた「判断・結論を出さない(結論厳禁)」から見てみましょう。ブレストでは「それは現実的じゃないね」「面白くない」といった、否定的な判断が込められた発言は禁句とされています。そうした発言をすることで、メンバーが「否定されるから、発言するのはやめておこう」と思ってしまい、アイディアが出なくなる恐れがあるためです。

 しかし、禁句なのはこうしたあからさまに否定的な発言だけではありません。たとえば「それ面白いね。お金がかかるけど」といった発言もNGになります。一見否定をしていないのですが、「カネがかかる」という判断をしてしまっています。この発言のあと、多くの参加者は「お金がかからない方法」にアイディアが縛られてしまいがちです。

 また「粗野な考えを歓迎する(自由奔放)」についても、「本当になんでも言って良い」ということではありません。「なにを言ってもいい」は「なにを言っていいかわからない」に繋ります。「テーマを事前に示すこと」と、「何で困っているかを伝えること」を共有することがなければいけません。

 この自由奔放を履きちがえて、「ブレストするから来て」とメンバーをその場で集め、すぐに「これなんだけどね……」とブレストを開始してしまうことがあります。自由なんだからそれでいいし、テーマを明確にしないほうが意外なアイディアが出そうだと思うかもしれませんが、これは間違いです。

 成功するブレストの秘訣として… 続きを読む

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里田 実彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

里田 実彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーライター

取材件数累計5000件以上。求人から商品パンフレット、企業オフィシャルWEBサイトなどを制作。WEBマーケティングに関連するセミナー開催実績、SIerの採用広告、WEBサイトの実績も有り。

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