“超競争社会”で生き残るために

岩崎夏海氏が語る!ドラッカー「イノベーション」論

2016.05.11 Wed連載バックナンバー

 280万部を超えるベストセラー『もしドラ』の第2弾、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』(通称「もしイノ」)が好評な岩崎夏海氏が、これからの超競争社会を生き残る「イノベーション」の真意を語ります。

 

なぜ、街から“まずいラーメン屋”が消えたのか

――ドラッカーがイノベーションを重視した理由についてお聞かせください

 今でこそ「イノベーション」という言葉が、世間で使われるようになりましたが、ドラッカーはイノベーションの重要性をひとつの未来予測のもとで認識していました。そして1973年に上梓した『マネジメント』で「社会の知識化」、言い換えれば「情報化社会」の到来を予測します。活版印刷の発明、ラジオ・テレビの登場といったプロセスを経て、情報が人々に平等に伝わる情報化社会はインターネットの爆発的な普及によって急激に加速しました。確かに、情報が一部の特権階級により独占されるのではなく、多くの人に均等にいきわたること自体は歓迎すべきことです。しかし、ドラッカーは情報化社会の到来により、ビジネスの競争が激化するという暗い現実も予見していたのです。

――競争の激化がもたらすものとは、どのようなものでしょうか

 身近な話でたとえるなら、まずいラーメン屋さんが消えたことです。昔はどの街にも必ずあったのですが、いまではまったく見なくなりました。実は15年ほど前、その消える瞬間を目撃したことがあります。当時、近所という理由で仕方なく通っていた、さほどおいしくもないラーメン屋に… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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