今日から使える!3つの改革で変える効率的仕事術(第28回)

部下を上手に「軌道修正」する3つのテクニック

2017.03.28 Tue連載バックナンバー

 組織で効率よく成果を出すためには、リーダーがメンバーに対しチーム全体の方針を示し、メンバーがそれに従った行動を取ることです。

 とはいえ、事はそう簡単には進みません。たとえば、社会人経験が浅く、チームの方針を勘違いしている部下の場合、方針から外れた行動を取ってしまうケースもあります。これをそのまま放置しておくと、のちのち大きなトラブルが起きてしまうかもしれません。その場合は、部下がやる気を失わないように、上手に軌道修正する必要があります。下手に怒ってしまうと、機嫌を損ねてしまう恐れもあります。

 今回は、部下のやる気を損なわず、上手に「軌道修正」する3つのポイントを紹介します。

 

「イエスバット法」で問題点を伝える

 部下が明らかに誤った行動をとったのであれば注意すべきでしょうが、トラブルが起きてしまった後では意味がありません。できれば、まだ問題が顕在化していないものの、放っておくとトラブルが起きるかもしれない段階で注意し、無用なトラブルを避けておきたいところです。

 たとえば、「競合他社品よりも商品力が高いのに、値下げして提案してしまっている」といったケースがそれに当たります。こうした問題は、やがてはトラブルになるのは目に見えているものの、担当者以外はなかなか気付けないものです。

 上司としては、「何をやっているんだ!」と怒りたいところではありますが、「(内容はさておき)クライアントに対して提案できている」という点で見れば、部下は部分的にはちゃんと仕事をしています。そのため、あまり怒りすぎると、部下が心を閉ざしてしまう恐れもあります。

 こうした部分的に誤った行動を指摘するときには、相手を部分的に認めながらも否定する「イエスバット法」が良いでしょう。「あのクライアントによく提案までこぎつけた。ただ……」と、「Yes⇒But」の順で、良い部分を評価・肯定したあとで、本当に伝えたいことを話すという手順を踏むと、相手が傷つく可能性は低くなります。

 顕在化していない問題を部下に認識させることは、簡単なことではありませんが、大きな問題が起きる前に手を打つことは、無用なトラブルを避けるための重要な要素となります。

 

具体的な指示で部下の勝手な行動を未然に防ぐ

 上記のように軌道を修正したとしても、部下が再び方針と違った行動を取る可能性は十分にあります。そもそも方針の時点で誤解を招かないよう、より具体的な指示を出しましょう。… 続きを読む

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横山 研太郎

横山 研太郎

ねこのてFP事務所 代表

富士通株式会社退職後、メーカーの経営サポート等を行う。現在は、ファイナンシャル・プランナーとして、資産運用を柱としたアドバイスをするだけでなく、学生への金融教育にも取り組んでいる

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