今日から使える!3つの改革で変える効率的仕事術(第24回)

「残業短縮」は組織を強化する絶好のチャンス

2017.01.22 Sun連載バックナンバー

 日本人は勤勉だと世界から評価されています。しかし、その一方で過剰な残業が日常的に行われてしまっていることは問題です。残業時間を短縮するためには、仕事を効率よく処理できるようになることが、その第一歩となります。

 効率よく仕事を処理し、残業を長引かせないようにすることは、結果的に部下の能力評価や、チームの人材育成も行うことにつながります。今回は、人材育成などチーム強化を兼ねながら残業時間を管理する方法を紹介します。

 

残業時間を「部下が決める」ことで、残業時間が認識できる

 残業が長引いてしまう原因のひとつは、仕事を漫然と行っているからです。それを防ぐために、部下には「期日までに終わらせる」ことを指示し、仕事量から1日のスケジュールを逆算するよう指導してみましょう。

 もちろん、いきなり効率よく仕事が進められるようなスケジュールを立てられるような部下は、そうそういません。ただ、これは部下に「残業時間を決めさせる」ことにつながり、仕事を進めるスケジュールを考えるという訓練になります。

 この訓練で重要なことはふたつあります。まず残業時間を“上司が決める”のではなく、“部下が決める”ということ。ふたつ目は、残業時間を“厳守”させるのでなく“認識”させることです。

 自分で業務の終了時間を決める、ということは、今抱えている仕事を遅滞なく済ませるためにはどれくらいの時間が必要かを見積もることとイコールです。つまり、これを日々繰り返すことで、部下は「自分がどれくらいのスピードで仕事を処理しているか」を把握できるようになります。自分で残業時間を設定したので、時間を守るように努力するでしょう。

 ただし事前に決めた時間を超えた残業を、全く認めないのは問題です。急な仕事が舞い込んだ場合や納期が迫っている場合など、残業をする必要がある場合があります。それでも残業を禁止してしまうと、部下は仕事を、家などに持ち帰ってしまい、本来の目的からかけ離れてしまいます。時には臨機応変な対応も必要です。

 

残業から部下の能力を把握しよう

 部下に残業時間を決めさせる理由は、部下が効率よく仕事を進められているかを、上司が把握するためでもあります。部下が決めた残業時間と、実際の残業時間を比較することで、部下が効率よく計画的に仕事をしているかどうかが判断できます。

 その判断基準のポイントはふたつです。1つ目が、自分で決めた残業時間が、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

「年上の部下」をうまくマネジメントする3つの方法
横山 研太郎

横山 研太郎

ねこのてFP事務所 代表

富士通株式会社退職後、メーカーの経営サポート等を行う。現在は、ファイナンシャル・プランナーとして、資産運用を柱としたアドバイスをするだけでなく、学生への金融教育にも取り組んでいる

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter