TOEIC学習のコツ(第2回)

TOEICのスコア伸び悩み対策(リーディング編)

2015.08.26 Wed連載バックナンバー

 TOEICのリーディング問題に登場する文章の多くは、実際に仕事でやり取りするメールや、社内のお知らせ、新聞に掲載された広告や記事、求人の告知など、実際に英語圏で生活していると日常的に目にするものです。

 しかし、非英語圏で暮らし、働いている身にはあまりなじみがないものばかり。点数が伸び悩むのも仕方がない……と諦める前に、試して頂きたい方法があります。

 

「日本語に訳さずそのまま理解」は不可能?

 TOEICのリーディング問題は、75分間で100問を解かなければなりません。75分を100問で割ると、1問あたり45秒。もちろん実際には、問題の量や文の長さによって時間配分を変える必要がありますが、いずれにせよ時間内に全問を解くにはかなりのスピードが要求されます。

 リーディング問題のスコアが伸びないと悩む方には、英文を熟読し、丁寧に意味を掴むべく、頭の中で日本語に全部置き換えながら読んでいる方が多いようです。残念ながら、それではたとえネイティブ級の英語力の持ち主でも、見直しの時間がとれないどころか、時間切れになってしまうでしょう。

 TOEICの教材などには「英語は日本語に訳さずそのまま理解せよ」というアドバイスがよく書かれています。確かにTOEICで満点レベルを狙うには必須のスキルであり、この指南はまったく間違っていません。ただし、まだそこまでのスキルがない状態ではなかなか難しいものです。そしてもう一つ、「英語は日本語に訳さないと理解できない」というマインドセット、つまり「思い込み」の存在が、実はかなり手強いのです。

 

日本語の文章を読む時との違い

 日本語の文章を読む時、すべての音を頭の中で再生していますか? おそらく、頭の中ですべて音読している訳ではなく、文章のままで記憶している訳でもないと思います。たとえばニュース記事であれば、いつ、どこで、誰が、何を、どうした、を文章から読み取り、情報として頭に入れていることでしょう。

 これは母国語として幼いころから日本語を使用し、学習言語としても長年使ってきたからこそ、特別なトレーニングを積まなくても可能なことです。しかし、外国語となるとやはりトレーニングが必要。そこで試して頂きたいのが、… 続きを読む

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石橋 雪江/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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ライター、編集者、翻訳者、通訳

横浜国立大卒。システムエンジニアとして日系、米系企業に9年間勤務し、IT系通訳・翻訳を経て2006年より編集兼コーディネーターとしてシンガポールのビジネス向け日本語情報誌『AsiaX』を発行するメディアジャパンに勤務。2013年5月に日本に帰国し、同社の業務の一部を引き続き請けながら、フリーランスのライター、編集者、翻訳者、通訳などとして活動。

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