桜子が聞く!先駆者たちのワーク・ライフ・バランス(第9回)

F1界のレジェンド、中嶋悟の仕事と家庭の両立法

2016.03.25 Fri連載バックナンバー

 昨年、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏に会い、カーレースに多少興味を持つようになった私。そういえば90年代、広告代理店で勤めていた頃に日本人初のF1フル参戦ドライバーであり、F1界の“神”とも称えられる中嶋悟氏の撮影現場に立ちあったことがあった。すごく格好良かったことを今でも覚えている。

 調べてみると、彼の二人の息子もカーレーサーとして活躍中という。奇しくも父と同じ道を歩む彼らは英才教育の賜物なのか。それとも違うのか。現在はレーシングチーム「NAKAJIMA RACING」の総監督を務める中嶋に取材を申し込み、彼の“仕事観”と“家庭観”について聞いてみた。

 

移動はすべて車!根っからの車好き

桜子「先日は63歳のお誕生日(2月23日)、おめでとうございます!どんな風にお祝いしたんですか」

 中嶋悟は「いやあ」と言って、「事務所で皆がケーキを出してくれたけども」と頭を触った。その顔は、特別どうってことはない、と言いたげだった。

桜子「中嶋さんの移動はすべて車だそうですね。(現役を離れた)今でもそうですか?」

中嶋「飛行機の距離以外は。飛行機で降りたら、あとはレンタカーで移動します」

桜子「交通渋滞に巻き込まれることも、当然ありますよね?」

中嶋「多々あります。避ける方法?上からは飛べないね(笑)」

桜子「ハハ。(元レーサーなので)イライラしませんか?」

中嶋「それがやっぱり、歳と共にないんですね。気長に(運転する)。300kmの距離なら余裕を持って行きますね。混んでいるなら食事を抜いて現場に間に合うよう調整したり」

桜子「ふうん。本当に車と共に歩む人生ですよね」

「それがあったから、こうなっちゃったんだから」と自分を指して笑った。最初は硬い方かとも思ったが、話す姿はゆったりで、場が和んでいった。

「電車で動ける距離だったら、車で動きたい」ときっぱり言う中嶋の自宅は愛知県。この日も愛知の家から渋谷にある自身の会社まで車で来ていた。

 

中嶋悟を作った2つのコンプレックス… 続きを読む

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桜子

桜子

ライター

渋谷区在住。通信会社に勤務する傍ら、働く女子の立場からWebメディアのメルマガを書き始め、IT業界の著名人にインタビューを重ねて話題となる。その後、日経ウーマンやアスキー等での連載を経て、2011年、出産を機に育児に専念。2014年4月に職場復帰し、子育てと仕事の心地良いバランスを模索中。(VIVA!桜子の超気まま渋谷/代官山・子育て日記:http://sakurako.cc/friends)

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