桜子が聞く!先駆者たちのワーク・ライフ・バランス(第7回)

“スポーツで飯を食う”社長の仕事と家庭の両立法

2016.01.27 Wed連載バックナンバー

 2020年東京オリンピックまであと4年。その経済効果は30兆円規模と試算されている(注)。アスリートが活躍する表舞台の裏では巨額なお金がいつも動いている。

 今から20年前、“スポーツは単なる運動や競技ではない。ビジネスになり得る”と、国内スポーツ選手のマネジメント事業を起業した人物がいる。株式会社スポーツビズの山本雅一(51歳)社長に、仕事と家庭の両立法を聞いた。

 注:みずほ総合研究所「みずほリポート(2014.12.10)」調べ

 

大好きなスポーツで飯を食っていきたかった

桜子「スポーツマネジメント会社の社長なので、運動神経が良いですよね?」

山本「普通じゃない?(笑)」

桜子「でも、高校時代にバレーボール、大学ではスキーをしたそうですね。」

山本「あのね、バレーボールは当時流行っていて、周りから背が高くなるだろうと言われたの。まあ、俺も背が高くなりたかったから、やった。でも今なら分かるんだけど、やったからといって、背が伸びるわけじゃないんだよね(笑)。背が高い人が強いチームに多いだけで。」

 やるからにはトップクラスに行きたい。バレーではなれないと分かると、大学では基礎スキーに転向し、最終的に全国5位の成績を収めた。頂点を目指す姿勢や、そのための戦術を考えて素早く行動に移す姿は、社長である山本の片鱗を示す。

 スキーの体験が彼の労働原点だ。没頭したスキーの世界はスポーツで誰かを支える楽しみや、人を指導する喜び、地域に密着した生活の豊かさを教えてくれた。「スポーツは格好いい!と思ったんだよね。自分を高めて、周りを元気にするスポーツで飯を食っていきたいと思った。」と言う。

 だが当時は、“ゴルフや野球など一部のスポーツしかお金にならない”と周囲の大人に反対され、イベントや企画好きという理由で広告代理店へ進んだ。入社2年目になると、やっぱり自分が好きなスポーツ分野のクライアントを担当したいと新規提案に挑んだ結果、見事成功した。

桜子「獲得って簡単でした?」

山本「辛くはなかったよね。やっぱり、好きなことだから誰よりもクライアントについて考えられるんですよ。もっとこうなったらブランド力が上がるとか、イメージが湧くし、24時間考えていても飽きない。そうすると誰よりも強い提案力になるわけじゃないですか。」

 山本は身を乗り出し、同時に影響を受けたのはF1の仕事だったと語った。… 続きを読む

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桜子

桜子

ライター

渋谷区在住。通信会社に勤務する傍ら、働く女子の立場からWebメディアのメルマガを書き始め、IT業界の著名人にインタビューを重ねて話題となる。その後、日経ウーマンやアスキー等での連載を経て、2011年、出産を機に育児に専念。2014年4月に職場復帰し、子育てと仕事の心地良いバランスを模索中。(VIVA!桜子の超気まま渋谷/代官山・子育て日記:http://sakurako.cc/friends)

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