桜子が聞く!先駆者たちのワーク・ライフ・バランス(第4回)

中古リノベの先駆者、女社長の仕事と家庭の両立法

2015.09.30 Wed連載バックナンバー

 “ストック型社会”という言葉をご存じだろうか。これは、大量生産・大量消費の時代は過去のもの、これからの日本は、価値ある社会資産を長期的にストック(蓄積)させながら、何度も作り直して持続可能でエコな社会を目指そうとする考え方である。

 家も同じ。古い住まいを手入れして再構築する、中古リノベ―ション(注1)が、不動産業界でいま需要が伸びている。今日はこのビジネスにいち早く目をつけ起業した、株式会社Style&Deco(スタイルアンドデコ)の谷島香奈子(37歳)社長に話を聞く。

注1:中古マンションや古い家を大規模工事で修繕し、住まいを現代に適応できるよう価値を向上させること。略して中古リノベともいう。

 

ネクラだった学生時代、夢はOLになること

 恵比寿の事務所を訪ねると、外観は古めかしいが、室内は暖色系の落ち着いた空間が広がっていた。自ら壁全面にペンキを塗ったという行動的な社長は、いかにも積極的な感じだが、昔は真逆だったという。

桜子「ブログを読んでびっくりしました。昔は暗かった?!」

谷島「はい、ネクラでした(笑)。」

桜子「人見知りが激しかったと。今ぜんぜん、そんな風に見えないです!」

 佐賀に生まれた谷島は、漫画とゲームをこよなく愛する寡黙な子で、進学校に進んだ。同級生たちの親は医者等の裕福な家庭が多く、普通の家で育った谷島は、彼らと自分を比べて、コンプレックスを抱いた。高校の面接で将来のことを聞かれると、「財布を小脇に抱えて歩くOLでいいんです」という少女だった。

 大学は経済学部で金融系を目指したが、就職難の時代で全滅だった。だが、そのおかげで絶対入りたいと思える化粧品会社と出会い、背景を赤にした面接写真を撮り直し、それが功を奏したのか、内定を得た。内気な谷島が営業職についたと聞き、友人はみな驚いた。

 

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桜子

桜子

ライター

渋谷区在住。通信会社に勤務する傍ら、働く女子の立場からWebメディアのメルマガを書き始め、IT業界の著名人にインタビューを重ねて話題となる。その後、日経ウーマンやアスキー等での連載を経て、2011年、出産を機に育児に専念。2014年4月に職場復帰し、子育てと仕事の心地良いバランスを模索中。(VIVA!桜子の超気まま渋谷/代官山・子育て日記:http://sakurako.cc/friends)

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