大人のためのウォームビズ講座(第1回)

見た目にこだわる!品格あるウォームビズの選び方

2014.12.08 Mon連載バックナンバー

 12月に入り寒い日々が続いていますが、社外だけでなくオフィスの中に入っても、寒い思いをしている人が多いかもしれません。

 現在、地球温暖化対策のひとつとして「ウォームビズ」を実施している企業が多く見られます。ウォームビズはわかりやすくいうと、クールビズの秋冬版ということになるでしょうか。暖房をしすぎることなく、室温20度をキープしながらいかに快適に過ごせるか、その努力を政府が企業側に対して喚起しているものです。

 ですが、室温20度というのは、決して温かいものではありません。厚着をしたり毛布を纏ったりしないと、肌寒さを感じることもあるでしょう。

 今回は、ビジネスシーンという枠を崩さずに、いかに温かく快適に過ごすか、そのために知っておきたいスーツや着こなしに関する基本的な知識を紹介します。

 

秋冬用スーツの生地を知っておく

 ウォームビズの着こなし方を考えるうえでまず重要なことは、「スーツの生地にこだわること」です。

 スーツは、大きく分けて春夏物、秋冬物の2つに分けられますが、両者のもっとも大きな違いは、使われている「生地」にあります。どちらも基本的に、ウール素材を使用するのが主流ですが、生地の織り方や厚みなどが大きく異なります。

 秋冬物は保温性が考慮されて厚手に仕上げられます。それに加えて、見た目の温かさ(季節感)が表現された生地となります。わかりやすいところでは、春夏物に比べて生地の起毛感が強く表現されたものが多く見られます。しかし、起毛感が強いものほど、カジュアルな印象が強くなるという傾向がありますので注意が必要です。見た目に妥協せず、ウォームビズを実践するためには、スーツの生地選びから始める必要があります。

 スーツ生地はじつに多彩で数え切れないほどありますが、今回は秋冬物を代表する生地例として3つの生地を取り上げます。各生地に特性があることを学んで、今後のスーツ選びの参考にしていただければと思います。

 まず1つめが「サキソニー」という生地。ウール100%で、保温性を高めた少々厚手の生地となります。生地表面に若干の起毛感がありますが、さほど目立つほどではありません。

 このサキソニーという生地は、春夏物のスーツに近い見た目であるため、主にビシッとしたスーツスタイルが要求されるビジネスマンにオススメの生地といえます。特に服装に厳しい職業であれば、サキソニー生地でネイビーやグレーの無地のスーツを選んでおけば間違いはありません。… 続きを読む

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佐藤 大典

佐藤 大典

エディター&ライター、ディレクター

メンズファッション、ライフスタイルを中心とした雑誌・書籍・WEBサイトの制作全般、カタログ誌やパンフレットなどの制作事業を行う「株式会社ナーバスシステム」に所属。得意分野は、ファッション業界における定番品の魅力の追求。トレンドよりも基本が好き。

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