ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第8回)

“シティホテル的”ビジネスホテルをお得に使え!

2015.02.24 Tue連載バックナンバー

「ホテル」と「イン」の違いとは?

 都市部のホテルの区分として昔から言われてきたのが、「シティホテル」「ビジネスホテル」という呼称。高級なホテル=シティホテル、安いホテル=ビジネスホテルというイメージだろうか。正確には、ドアマンやベルボーイなどがいる「フルサービス」で、レストランや宴会場、ジムなどのコミュニティ施設も併せ持つホテルをシティホテル、サービスは限定的な「リミテッドサービス」で寝るだけの客室、それもシングルルームが主体のホテルがビジネスホテルといわれている。

 そもそもヒジネスホテルは和製英語であり、欧米ではかような施設はホテルではなく「イン」と表現する。ビジネスホテルに「●●イン」という名称が多いのはそうした理由もあるが、カプセル形態の施設にまで「ホテル」と名付ける日本ならではの「ビジネスホテル」である。

 ところで近年、シティホテル・ビジネスホテルと単純にカテゴライズできない形態のホテルが増えた。シティホテルのようなロビーに豪華なレストランもあるが、ドアマンもベルボーイもいないホテル、昔はフルサービスだったが久々に訪れてみるとビジネスホテルのようなサービスになっていた施設、ビジネスホテルのつもりで訪れたら天然温泉の大浴場やラウンジ、レストランなど施設が充実していて驚かされるケース、と利用者のニーズに呼応したさまざまな形態のホテルが誕生している。

 さまざまな形態のホテルを知ることは、思いがけないお得な利用ができたり、必要ないサービスを排して余分な出費を抑えたり、とホテルのビジネスユースにも資することになるだろう。

 今回は、シティホテルクラスの施設にしてビジネスホテル並の料金でリーズナブルに利用できるホテル、そもそもシティホテルだった施設が完全にビジネスホテルへ業態変更した、お得に利用できるホテルを紹介したい。

 

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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