ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第34回)

意外と高くない?ホテルのクラブラウンジの活用法

2016.03.29 Tue連載バックナンバー

 本連載では「お得なホテルの利用法」をテーマのひとつにしてきたが、空間や時間も売る“ホテル”という商品に関しては、コストパフォーマンスの一方で、「バリュー」にも注目すべき要素がある。

 今回は、一見出張ホテルとは縁遠いと思われがちな高級ホテルの、それもエグゼクティブとも表現される「クラブラウンジ」に注目したい。

 

選ばれし者の上質空間「クラブラウンジ」

 クラブラウンジとは、通常のホテルサービスよりもさらに上をいくサービスを提供するフロアのこと。高級ホテルとクラブラウンジは切っても切り離せない。クラブラウンジのないホテルは高級ホテルではないとも言えるほどだ。

 高級ホテルでは、低層階がスタンダードルームで、ハイフロア(高層階)になるほど客室グレードをアップさせ、多層式にカテゴライズさせているケースがほとんどだ。そして最上級カテゴリーとして、クラブラウンジサービスを提供する「クラブフロア」を設け、クラブフロア宿泊客以外は立ち入れない“サンクチュアリ(聖域)”ともいえる空間を提供している高級ホテルが多い。

 クラブラウンジはチェックインからして違う。フロントで列に並ばずとも、クラブフロアに専用のデスクが設けられ、スムースなチェックインが可能。アフタヌーンティータイムではコーヒー・紅茶にデザートが。パブタイムでは、ビールやワインにシャンパンなどアルコール各種にオードブルが。更に朝食までも用意されている。これら全て“無料”なのだ。

 ゆったりしたソファやテーブルが並び、専門のスタッフも配される贅沢スペース。混雑することは稀なので、客室でのデスクワークに飽きたら、仕事を持ち込んでの気分転換も良い。ハイフロアなので眺望も抜群だ。ラウンジアクセス権以外にも、ジムやプール、サウナなどの無料利用までも。そもそもクラブフロアの客室は設えも豪華である。

 

さぞかしお高そう……と思いきやそれほどでもない?

 至れり尽せりともいえそうなクラブフロア。さぞかしお高いかと思いきや、そうでもない。… 続きを読む

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意外と高くない?ホテルのクラブラウンジの活用法
瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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