ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第29回)

注目ホテルが続々誕生!2016年の宿泊業界を占う

2016.01.15 Fri連載バックナンバー

ますます活気みなぎるホテル業界

 訪日外国人客の増加が止まらない。もともと政府は、東京オリンピック開催年となる「2020年に2,000万人」を目標に掲げてきた。2013年に1,000万人を突破、2014年は1,341万人、そして昨年は11月までの推計値で1,800万人に届く勢いで2,000万人突破が現実味を帯びてきた(日本政府観光局(JNTO)推計値)。2015年、ホテル業界では「ホテル難民問題」や「民泊問題」がクローズアップされたが、これも稼働率や客室単価の上昇でホテルの予約が取れないことが発端である。

 2016年も引き続きこの傾向は続いていくものと思われており、各地でホテルの新規開業も多いと見られている。そこで今回は、2016年のホテル業界におけるトピック、傾向などをまとめてみる。

 

トピック1:都心への高級ホテル進出

 旅館のカテゴリーではあるが、以前から話題になっていた「星のや東京」開業は注目されるトピックだ。大手町の一等地へ7月に開業する。平均客室単価は8万円~10万円といわれ、“日本旅館”“和のおもてなし”で外国人富裕層の取り込みも狙う。

 また、グランドプリンスホテル赤坂(赤プリ)跡地が、ホテルや商業施設、賃貸マンションなどを合わせた複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」として生まれ変わる。ホテル・オフィス棟の上層7フロア(30~36階)には、総客室数250室の「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」が夏頃に開業予定。プリンスホテルのカテゴリーでは初の最上級クラスに位置することになる。

 

トピック2:名古屋にもデラックスホテルが進出… 続きを読む

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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