ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第26回)

こんな“ダメホテル”には気を付けろ!

2015.11.27 Fri連載バックナンバー

 料金の高い超高級ホテルであれば、隅々まで行き届いた客室に感動することすらあるが、やはりホテルは料金相応。一般的なビジネスホテルに宿泊すれば不満が残る時もある。

 筆者もビジネスホテルの利用が多く、過去約1,000軒のホテルを利用してきたが、悲喜交々な体験は日常的ともいえる。今回は、ビジネスホテルで体験する諸問題について見てみたい。

 なお、当連載では以前にも「ホテル評論家が伝授! ダメなホテルの見分け方」という記事を取り上げている。こちらも併せてご覧いただきたい。

 

空調がぜんぜん調節できない&風が直撃しちゃう問題

 最近のチェーン系ビジネスホテルでは、各客室に個別のエアコンを設置してあるケースが多く、好みの空調が実現できるが、規模の大きなホテルでは「全館空調」が多い。特に経年の建物だと「暖房/冷房/送風」のいずれかで全館一括管理されているので、客室単位で個別に設定ができないケースが多い。

 客室に室温設定できる操作パネルはあるものの、それを18度に設定しても全館空調が暖房であれば、吹き出し口からは温風が出てくるだけである。真冬に暖房、真夏に冷房は良いとして、季節の変わり目や日射によっては、単純に空調が一括管理されては困ることがある。全館空調の場合に窓が開閉できると救われることが多々あり、客室の窓が少しでも開閉できるかは、ホテルを選ぶ時のポイントである。

 また、特に客室面積の限定的なシングルルームなどで遭遇するのが「直風問題」だ。ソファセットなど無いシングルルーム滞在中には、デスクチェアかベッドにいる時間が多いだろうが、そこへ向かって冷風や暖房が直撃するようなポジションに空調の吹出口が設置されている客室は多い。特にエアコンの直風に弱い人には重要な問題であろう。ベッドならば布団を被ってしまえばいいが、デスクで仕事をする時には困る。

 この「直撃問題」対策として、筆者はクリップを携行している。これは書類をまとめるだけはなく、浴衣やベットスローを吹き出し口に留めることで何とか凌ぐためのものだ。

 

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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