ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第2回)

ビジネスホテルで安眠を追求!眠りを重視したホテル

2014.11.19 Wed連載バックナンバー

 ホテルはさまざまな機能を持っている。シティホテルでいえばレストランや宴会場などコミュニティ機能があり、リゾートホテルは観光や保養などレジャー的機能を併せ持つ。ビジネスホテルでいえば、コミニュニティ機能よりも客室や立地の利便性が重視される施設だ。

 そんな多様的な機能を併せ持つホテルだが、「ホテル」と名のつく全ての施設に共通している点がある。それは客室に「眠る」ためのベッドがあることだ。ホテルの客室は基本的には眠る場所であるともいえる。

 宿泊料金の高額なデラックスホテルのベッドが、一流のマットレスや寝具などを採用した上質なものであることは当たり前だとも言える。他方、ビジネスホテルには1人利用の客室面積が限られたシングルルームが多く、「眠るための客室」が主体となったホテルともいえる。その分、シティホテルよりも睡眠に主眼が置かれているかと思いきや、シティホテルのようなハイクォリティのベッド周りではなく、脚を伸ばして横になれればそれで良いといったレベルの施設がこれまでは多かった。

 ビジネスホテルは、シティホテルのように料飲施設や宴会といった宿泊以外での収益は期待できないので、なるべく多くの客室を設けた上で、その稼働率を上昇させることが命ともいえる。昨今のビジネスホテルチェーンが躍進を続けているのは、逆にそのような料飲施設などを持たないことも一因だが、ビジネスホテル間でも顧客獲得競争は熾烈となり、さまざまなコンセプトの打ち出しで利用者を増やそうとさまざまな試みがなされている。

 多くの客室を設けるビジネスホテルの客室面積が限定的という中で、最近ではベッド周りを重視した快適な睡眠をコンセプトにするホテルも多く登場している。

 

眠りを誘導する客室「ホテルレム」… 続きを読む

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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